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つれづれ日記

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2004年11月24日
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昨日の続きになります

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小学校も高学年になると
学校の授業でも習字の時間が毎週ありました。
学校での習字の先生はとてもハッキリとモノを言い、
とても規律に厳しい人でした。


初めての学校での習字の時間。

先生は

「この中で、習字を習っている人は誰?」

と質問を投げかけました。
私を含めて数名が手を上げました。

先生はうんうんと頷いてから、
書き方の教科書を写し、書き終えたら
先生のところへ見せに来るように指示しました。


この時、私は何故か少しビクビクするような
怯えた気持ちだったのを覚えています。


確かに習字は毎週通っている。
けれども、習字の先生に褒められたことはありません。
しかも達筆な母からは、普段の私の字について
『お父さんに似て、汚い字』
だと言われています。


学校の習字の先生の前で「習字を習っている」ことを
皆に知られてしまいました。


シブシブ書き終えた自分の字を
教壇の先生に見せました。


「ふぅ~ん。習字習ってドレくらいなるの?」

「2年位です。」

「コレは子供の字じゃないね。」

「年寄りの字だ。」

「熟練者の字を『老成している』という意味で
『枯れる』なんて言うけど、
貴女は子供だから『死んでる』ってことなのかもね。」

そんなやり取り(?)がありました。


先生は、私だけ朱墨での添削をしてくれませんでした。


私は学校でのことを習字の先生に話してみました。
先生は、「へぇ~。」と言ってから
「さいしょさんは、どう思う?」
と質問されました。

多分、先生の言う
『どう思う?』

『自分(さいしょ)の字についての感想』
のことでもあり、
また
『学校の先生に言われたことでの私の心持ち』
のことでした。

私はまだらボケのように(?)
肝心の自分の答えた内容を覚えていません。

私の答えたことに対して、
先生が満足そうな顔をしてくれたことが
嬉しかったのだけをシッカリと覚えています。









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最終更新日  2004年11月24日 07時23分04秒
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