テーマ:幸せの法則について(475)
カテゴリ:自分で作る
新聞の連載小説の文章が、とてもとても気に入りました。
--- 僕が中学生になると、祖母が言ったのだ。これから料理を教えるから覚えなさい。 「あなたのお父さんには教え損なってしまったけど、自分の食べるものは自分で作れるようになりなさい。それはあなたをとても自由にすることになるはずだわ」 そして、こうも言った。 「料理ができるということは自分の食べたいものが常に食べられるということなのよ。素晴らしいでしょう?」 ・・・ 「勉強なんかできなくてもいいの。それより、自分で料理ができることの方がどれほど大切かわからないわ」 祖母の言うとおりだった。自分で簡単に食事が作れるということは、僕に不思議な自信を与えてくれた。 もしかしたら、周囲の人からどうして入れたのかわからないと思われていた会社で、妙に卑屈にならずごく普通でいられたのも、料理ができたからではないか、と思ったりもする。僕は食べたいものを食べたいように作ることができる。そのことは、生きていくうえでの無限の自由を保障してくれるような気がした。 ---- (読売新聞・声をたずねて、君に・沢木耕太郎) 料理ができると、『生きていくうえでの無限の自由を保障してくれる』 これはすばらしい発想です。 教育基本法に、ぜひ取り入れていただきたい。 安部さん、よろしく。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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