テーマ:好きな音楽のジャンルは?(1)
カテゴリ:その他
ジャズなんて言葉の響きだけで、うわっと敬遠される方もいらっしゃると思う。なんだか小難しそうなのをひっぱってくるよな~って。
実は私もジャズなんて偉そうに言ってはいるがまだまだ初心者の端くれなのである。 一度はまると底なし沼のように、マニアの世界はいずこも同じ、それでもジャズ好きほど濃そうな人たちもそうはいないと思う。何千枚ものアルバムを持ち、ジャズ喫茶で黙々と音楽に耳を傾ける。私も若かりし頃(?)に何度か言ったことがあるが私語はいけないし、あまりメジャーな楽曲をリクエストすると鼻で笑われそうだし(あくまでも私的偏見です。本当はそんなことはないんでしょうが) この映画はそんな私が見ても楽しめる「ジャズ映画」なのだ。 ジャズを見る、なんて変な言い回しだが、レコードジャケットをアートにまで高めたウイリアム(ビル)・クラクストンの半生を一部役者が演じるドキュメンリー・ムービー。 (最近ドキュメンタリーづいてるな~) ニューヨークジャズと一線を画した「ウエスト・コースト・ジャズ」呼ばれるロサンジェルスやサンフランシスコのジャズのヴィジュアルイメージを創り出しレコードジャケットをアートにまで高めたウイリアム・クラクストン。 監督は「BLUE NOTE/ハート・オブ・モダンジャズ」のジュリアン・べネティクト。 クラクストンを知るそうそうたるアーティストのインタビュー映像を交えて見ごたえのある映画になっている。 ジャズ初心者の私でも知っているアーチストばかり。 現代ファッションの巨匠であるヘルムート・ニュートン、スタイリストのヴィダル・サスーン、英国人カメラマンのデヴィット・ベイリー、「フレンチコネクション2」でおなじみのジョン・フランケンハイマー、ジャズ好きで有名なデニス・ホッパーなどなど。 彼は映画スターのカメラマンとしても有名で、マレーネ・ディトリッヒ、クリント・イーストウッド、スティーブ・マックイーンなどのことも語られている(彼らは写真で登場) ジャズ映画とあって、全面にすばらしいジャズが思いっきり流れている。 チェット・ベーカー、チャーリー・パーカー、ダイアナ・クラークなどなど・・なのに音楽がこれほど、うざくならない映画もめずらしい^^ この映画が最も胸を打つのは何といってもカメラの裏側のエピソード。それを見つめるクラスクトンの優しいまなざし。 時に切なく、時に優しく時代を駆け抜けた天才たちを語る言葉一つ一つに愛情を感じる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004.10.05 09:49:41
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