SmokePing でネットワーク遅延の状況を視覚化して確認し始めた (3)
SmokePing を使いはじめてしばらく経つが、期待通りの働きをしてくれている。アラートメールも msmtp でメール送信を設定して機能している。アラートの設定を理解したかったので、ドキュメントなど読みながら試してみた。アラートメールを送信するには、 ** General ** セクションで、sendmail のパスの指定、mailhost の指定、smokemail、tmail でアラートメール送信時の送信内容のテンプレートの指定などが基本的に必要。その上で *** Alerts *** セクションで、to, from といったメール送信時のメールアドレスの指定をする。そして、アラートを定義する。最初の +lossdetect のように + で始まるところに、アラートの名前を記述。type = には、loss (パケットロスのパーセンテージ) または、RTT RoundTrip Time) を記述。その後に、pattern を定義。comment = にコメントを記述する。次の例は、smokeping_config にある例。==0% はパケットロス無し。>20% はパケットロス 20%超。最初の例は、パケットロスがないサンプルが 4回続いた後にパケットロス 20%超が 3回続いたというマッチングパターンとなる。ちょっと分かりにくいのが、 >10%,*10*,>10%。は、10個のサンプルのうち、最低 10% 超のパケットロスが生じている場合にマッチする。これは分かるのだが、pattern = >0%,*12*,>0%,*12*,>0% は、2時間のうちに3回のパケットロスがあった場合ということなのだが、*12* の指定がなぜ 2時間になるのかがよく分からなかった。step = 300 (5分) なので、5分間隔 * 12 = 60分 で、2回分で 2時間ということのようだ。*** Alerts *** to = admin@company.xy,peter@home.xy from = smokealert@company.xy +lossdetect type = loss # in percent pattern = ==0%,==0%,==0%,==0%,>20%,>20%,>20% comment = suddenly there is packet loss +miniloss type = loss # in percent pattern = >0%,*12*,>0%,*12*,>0% comment = detected loss 3 times over the last two hours +rttdetect type = rtt # in milliseconds pattern =