2010/03/08(月)13:27
チャイコフスキー◇「四季」より6月 舟歌
チャイコフスキーと言えばバレエ音楽などシンフォニーのマジシャンですね。でもあえて今日は私の大好きな曲の1つでもあるピアノ曲をお届けします。「四季」というアルバムより6月の舟歌です。 1875年に雑誌「ヌーヴェリスト」(ゴシップ好きまたは短編小説家の意味)の企画依頼で翌年までの1年間で作られ、後の1885年に曲集として出版されたそう。 チャイコフスキー(1840-1893)のピアノ曲集『四季』は、1年の12ヶ月のそれぞれの性格を音で描いたもので「12の性格的小品」という副題がついています。しかし、ロシアは当時旧暦を用いていたので12月の季節感は、新暦のものと多少ずれています(6月は現在の7月に相当) 今日の一枚~モネ◇日の出
また面白い逸話も見つけましたよ。はい、これです。この曲を作った頃のチャイコフスキーは35歳頃で、この仕事は収入の助けになるので喜んで引き受けたそうですが、他にも多数作曲してたこともあり、だんだんと毎月このための小品を書くのを忘れがちになりました。そのため、気の利いた召使いが毎月締切間際になると、必ず朝早く主人を起して催促し、それでチャイコフスキーはその朝にひと息でその月の分を書いたそうです。原稿を催促されるライターと同じですね
ピアノ:リヒター http://www.youtube.com/watch?v=6_NYMMzhAZs&feature=related ***** ***** ***** ***** *****ショパンアルバムについてhttp://plaza.rakuten.co.jp/kumikopiano/diary/201001280000/