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カテゴリ:算命学
2019年7月18日に起きた、京都アニメーション放火事件。死亡者36名、負傷者34名を出した戦後稀に見る凶悪事件で、2023年9月5日には初公判が開かれ、9月から10月中旬は事件全般に関する審理で、被告人質問などが実施されました。12月7日に検察側の論告求刑と弁護側の最終弁論が行われ、判決は2024年1月25日に死刑が言い渡されました。 青葉真司被告の宿命を見てみます。
1978年5月16日生まれ 申酉天中殺
大運 7 戊午 17 己未 27 庚申 37 辛酉 47 壬戌 57 癸亥
夏生まれの戊土、大勢の人が登ってくる夏山です。地支は午寅の半会(天干が一緒なので大半会)と寅巳の害を持っています。半会して寅は火性に変化するので、火性地支一気格となります。伝達本能一色の行動パターンとなっていきます。陽占でも鳳閣星が主星で、極の星も鳳閣星です。多くの人に思いを伝えたいという本能が強かったといえます。一気格なので一方的に自分の主張を言い続ける、一方向に偏った行動を生みやすいといえます。ありていに言えば暴走しやすい人です。天将星と天禄星があり最身強です。 火性が多く、日干は数多くの火性から生み出されていて、年干の戊以外は自分を剋す星が全くないです。かなり自分中心で、他人に対して猜疑心の強い人です。
夏山に必要なのは木々と水です。火性が強いので、それを遮る樹木と暑さをしのぐ水が何よりほしいところです。日支の寅は木性ですが、午に引っ張られて火性と変化してしまいます。またもともとこの命式には水は一滴もありません。強い日差しにさらされ続けている緑の乏しい山の風景です。
年干支と日干支が大半会するということは、当初意図したこと、始めたことが想定以上に大事になってしまうということを表しています。 半会そのものが異次元融合ですから、思わぬ展開や広がりになりやすいのですが、大半会は天干が同じということで、精神的には矛盾なく企図したことが、結果としてはものすごく大きな現象を生じてしまうという事態になります。
大運を見ていきますと、7歳運で、事件を起こしたときは第4順の 辛酉 のときでした。まさに大運天中殺が回っているときです。守護神 甲木を剋す金性の 天干地支です。
この人は大運の初旬が律音で、生まれた時から大運天中殺の波乱の中を生きてきました。家族の父親、妹、兄は自殺していました。母親は父親と離婚していてその後の行方は分かっていないようです。
想像できないような非常に過酷な人生です。 日干 戊を生み出すのが母親ですが、火性が多すぎるので縁が薄いと読み取ります。父親の星は出てきません。兄弟は男兄弟3人と女兄弟一人が出てきますが、次々と肉親を失ったこと、孤独になったことは、精神の健康さを著しく損なったと思われます。
だからといってあのようなむごい犯罪は許されるはずもありません。
本人の弁では、自分の作品を盗作されたというようなことで恨みを持ったという風に伝えられています。本人の火傷の状況もかなりひどかったらしいので、当座は頭も働いていなかったように思われますが、時が流れて、やり過ぎたとの思いを語ったと報道されていました。
あまりにもむごたらしい犯罪を犯したことの、因果応報は避けられないものです。 死刑判決後、上告するとの報道がありました。どこまでいっても自己中心的に生ききることに徹しようとしています。次の57歳からの大運 壬戌 となり、宿命と三合会局します。この大運に入って決着がつくと思われます。
犠牲者やご遺族には心よりお悔やみ申し上げます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.01.27 13:18:55
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