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第1章 「偉大な力」に気づき「ありのままに見る」――自分を見失わないで生きる第一法則
○ 気づいている人、半分気づいている人、全く見えていない人
三種類の人々 本章では、序章で示した、「世間に惑わされないで生きる」幸せの五大法則の第一法則「偉大な力」に気づき「ありのままに見る」について考えたいと思います。 「偉大な力」とは、特定の信仰を持っている人は「神」とか「仏」という絶対的な存在ですが、ここでは、もちろん特定の宗教をお勧めしたりまして強要するつもりもありません。が、ごく自然に考えても この地球や宇宙はなぜ、存在するのか、は誰にもわかりません。それどころか、「種をまくとなぜ、芽生えるか」「犬の子はなぜ犬に育ち決して猫には育たないのか」など、日常の身の回りの自然や動植物の営みについてはわからないことばかりです。この「自然の営みをコントロールしている力」を認め、「素直な気持ちをもって周囲を見る」 言葉を換えれば「なんでもわかったつもりにならない」謙虚さ、素直さのことを指しています。 「ものごとをありのままに見る」ということは、できそうでなかなかできないことです。特に高学歴で知識を増やし、自分の知識に自信を持っているいわゆるインテリには、物事をありのままに素直にみることができなくなっています。 この素直な心構えができていれば、他人にだまされるということもなく、自分を見失って思わぬところで挫折することもないはずですが、ふつうの人は、それがなかなかできず、悩んだり、失望を味わったりするのです。 本書の読者には、いろいろな人がいると思われます。第一に―― まえがきで、「世の中どうかしてる」「これから日本はどうなる」といわれても、あまりピンとこないで、 ・けっこう幸せだ と考えている人もいるかも知れません。しかし、これは少し考えものです。やはり、私たちの身の周りでは、よくないことが起きていますし、政治、経済、教育、医療などあらゆる面で、問題も多いのです。素直に見れば、いろいろな問題に気づくはずなのに、そんなことには関心がなく、「自分さえよければそれでいい」と考えるのは、よくありません。 これでは、ありのままに見ていることにならないのです。自分さえよければ、で通っていればよいのですが、いつの間にか、自分をとりまく状況が悪くなっていた、ということも十分あるのです。 現に、地球環境はどんどん悪くなり、大ぜいの人が危機を訴えているのです。ですから、これまでそういうことに無関心だった人たちにも、素直な気持で、自分自身と周りを見つめることをおすすめします。すると、自分自身にも至らないことが多く、やるべきこともたくさんあること。また、周りを見れば、不都合なこと、理不尽なこと、腹立たしいことなどいろいろあることに気がつくようになります。また、自分自身が何かできることはないか、と考えるようになればなおよいことでしょう。 世の中には、ボランティア活動などに積極的に参加している人も大ぜいいるし、自分を磨くために一所懸命の人もいるのです。 そういう必要性に「気づくこと」が先決です。 阪神・淡路大震災、そして東日本大震災、地震、津波に続き。原発事故が起きて、停電、放射能汚染、農業、漁業の危機… 「これで目が覚めた」「人生観が変わった」という人も少なくないので、この「第一のタイプ=ノウテンキ」「気づかない人」はかなり少なくなったのかもしれません。が、ここで注意しなければならないのは、単に「絶望した」「希望を見失った」というのでは、「ありのまま」ではないのです。ここが肝心です。これについては、後で考えることにしましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.10.03 00:00:14
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