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カテゴリ:スポーツ界の発展のために
関東学院大学の岡部祐介准教授「スポーツ根性論」についての続編です。とても興味深い内容です。おつき合いください。 . バレーボール,「東洋の魔女」についての話です。 「日紡はこんど,バレーボールを会社の看板スポーツとしてやる方針を立てたのだが,やるからには,絶対に強いチーム,負けないチームにせにゃならん。その強弱によって社運が判断される。どんどん強くなっていけば,世間から,日紡の社運は隆盛とみなされ,弱ければ,衰退の一途をたどっているとみなされる」 1953年(昭和28年)当時の日紡社長の話です。 . 大松博文監督の話 「時代が違う,環境が違うという前に,どれだけのことがやれるか。また,やろうとする意志が持てるかが,青春の喜びを存分に味わえるかどうかの差になって表れるのです」 「わたしのしかりかた・笑わせかたは,わたしという人間の個性から出るものであって,まねしたってだめなのだ。回転レシーブだけ見習っても,そんなものは,もっと別な,いい方法が出れば負ける。サーブも,これという一つの方法よりも,六人それぞれ個性的であるがゆえに効果的なのだ。つねに新しい道を探さなければならない。経験からいうと,それは練習よりもはるかに苦しいものだ」 . この本を読んで思ったのは,筋道立てて述べてあるので納得できるということ,そして単なる「根性批判」「根性礼讃」ではなく中立的な立場から論じているということです。 . . . 話は変わって World Baseball Classicに向けて徐々に盛り上がってきています。 メジャーリーガーも多数参入,豪華なメンバーが出場する,という報道が多かったのですが,2月3日の河北新報には気になる記事が載っていました。 「優勝候補のドミニカ共和国は候補選手50人のうち18人がメジャーの所属球団から出場に難色を示され,参加できない可能性も地元メディアで取り沙汰されている」 やはりすべての選手が参加するという単純な話にはならないようです。 「契約」という部分もあり,ここが最優先になるはずなので,一概にメジャー球団を責めるわけにもいかないと思います。 . . 朝ドラ「舞いあがれ!」は社会派作品の様相を帯びてきました。NHK朝ドラは家族の物語というイメージがあるのですが,「舞いあがれ!」は少々毛色が違う作品であるように思います。近鉄バファローズのユニホーム等を飾るお好み焼き屋,ラグビーカフェ,古本屋,美しい五島列島,舞台もバラエティに富んでいます。 来週は「インサイダー取引」? . 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。 匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。 意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.02.03 09:12:54
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