くろすけ雑記帳

[雑感] カテゴリの記事

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• お別れ

  義父が亡くなった。ＩＣＵで数日過ごしたあと、スキャンの結果はかなり悪かった。呼吸器継続について話した後に、家族は外す方向で一致。そしてさらに数日後ちょうど誰もいない時に旅立った。　運転していた頃は40分かからずに行けた病院も、バスを使うと2時間コース。土曜日に子供達とお見舞いに向かっていた。機器がない自然な感じの中でお別れが言えるのが負担少ないくていいだろうと話していたのだが、ちょうどバス乗り換えの時に連絡がきた。義姉はとても病院に行けない、と言っていたのでそのまま病院に向かっていたところ、玄関で鉢合わせた。子供達はあまりピンと来ていないので、温度差がイタイ。　数回しかあったことのない義父。正直あまり心が揺れなかった。冷たいかもしれないが、あくまで旦那を通じての関係なので旦那のサポートの方が大事。いつもより口数の多い旦那、平気なフリしつつ思うところがあるのに表に出さないひねくれものだ。　子供達もお別れはしたものの、母のときのような反応はない。義母のパートナーが亡くなったら、よほど寂しがるだろう。遠くの親戚より、ってところだ。本当に血の繋がり云々より心の距離だなあと思う。　一応学校に連絡して必要ならスクールカウンセラーとかの支援があるのだろう。むしろ、淡々とした反応だからそれを感覚異常などとみないように一言言っておく。　イロイロな家族、人間関係は仕事柄見ているが自分にお鉢が回って来た。なんだか砂を噛むような感じ。

  2017.11.21

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• 願わくば

  義父が脳出血で倒れた。　とは言え、もともと旦那とのコンタクトが薄く、私も会ったのは2,3回というくらい接点がない。旦那は深く関わりたいとも思わないが、最低限のことはしたいという。意識のない状態で見つかった独居の義父、DOAで運ばれて、自発呼吸なしで呼吸器状態。義父の最初の奥さんとの間にいる義姉が連絡してくるまで最近どうしてるかなどとも話に出ないくらい。　イギリス、結婚しないでも子供を持つことが多い。落ち着いているなら子供が大きくなってから結婚したりするし。義父も義母も今落ち着いているのは3人目のパートナーだ。家族歴をとるのに習った記号を全部使えるようになったのはイギリスに来てからだ。ややこしい。旦那、10人兄弟の末っ子。母側半分、父側半分。そして接触がなかったので見事に無関心。　愛憎表裏一体とよくいうものの、愛情の反対は無関心だなーと思う。異母兄はさらに上を行っており、病院に一度も来ていない。旦那は子供達にも話そうとしたが子供達も義父の事を覚えていない。一応daddy's dad is very illと言ったモノのキョトンとしているので、もういいと思ったそうだ。　急変した、というとくろの母も独居で冬に発作を起こした。仕事に来ない母を心配した職場の方が声を上げ見つかった。里帰りまで一ヶ月という時だった。遠くに縁づいている以上覚悟していたとはいえ、本当に急な事で参った。子供達もわかっているので、今回の義父と違い感情的だった。同じように祖父と祖母、住んでいる国は違うけどこの差はどれだけ心が添っていたかだと思う。まあ義父には今のパートナーの娘(異母姉ではない、前の旦那さんとの娘さん,うーややこしい)とその子たちと家族らしい時間を過ごしていたので、そちらから心配されているだろう。　ただ、穏やかな最期の時間を過ごしてほしいものである。　やっぱり、ある程度の年になったらDNARしとこう。旦那には火葬して、半分日本に持っていってと言ってある。イギリスで最期を迎えるんだろうな、と思うものの半分でもいいから願わくば帰りたい。

  2017.11.08

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• たれたれな日々…

  　引越し後、たれたれな日々を過ごしている。　やらねば!なんて書いた日記から一ヶ月近くが経つというのだが見事になーんにもしてないよ。まあ、いろいろなことがあってなかなか腰が上がらない。はははっ。やばいです。　そんなたれたれな母を置いて、子供達はちゃくちゃくと大きくなっていくよう。　ちび助…先日、ことばが出ないことについて旦那と一バトル。　日本語がちび達の母国語にならないことは判っている。基本的に日本語は話ができて、読み書きの基礎がある程度できればいい。もちろん子供達が日本語を受け入れて、もっとやってくれれば嬉しいことこの上ない。　学校に行くようになれば英語が強くなるのは当たり前だし今は日本語中心でもいいくらいかな?と家では日本語中心。くろはもちろん、一人一言語の基本で日本語しゃぺり。今まではそれで何も言ってこなかったのだ。しかし、ちび助の言葉が遅いので旦那も心配になってきたらしい。　「日本語だけでなく英語も喋ったら?両方半々にしないと不公平じゃない?」という。屁理屈こきの旦那はバイリンガル教育についてチェックしたことがない。「うちの子はうちの子、他がどうとか関係ない」とか言っちゃって!もぉーーーーー。　そして、いっぺんスピーチセラピストに会いに行ってみることにしたのだった。結果は「まだ二歳前だしもうちょっと様子見ましょう」でもスピーチを促すためのセッションがあるのでそれに参加するように手配してもらった。　そんな次の日、なんだか「バイバイ」と「いないないぱぁ」らしきことを言っていたちび助。もしや、言葉の爆発期が近いのかな? ちなみに、笑えることに「日本語と英語半々に…」なんていっていた旦那は日本語のDVDをつけている。よくいうわ。　それ以外では、よく動くようになったと日々感心しているちび助。前は怖がっていた滑り台やブランコが大好きで、結構高い滑り台の階段もちゃっと上ってしまう。落ちないでよー(汗)　ちび太…引越しの前後の体調不良はどこへやら。よく食べ、よく飲み、よく寝て…よく出す。ちなみに、口からは途切れることないよだれちゃん。歯が生え揃うまで続くんだろうなぁ、このよだれ…。まあ、体重も順調に右肩上がりのラインに復活したし、体に関しては一安心なところ。　 そして、この人が8月の健闘賞!! ずりばいができなかったのにできるようになった!と思ったらお尻まで浮かしてハイハイしつつある!!少し離れたところにアンパンマンの起き上がりこぼしを置くと効果覿面!!! ハイハイができたなぁ♪と思っていたら、さらにつかまり立ちもできるようになってきた。自分から立つのはまだできないのだが、腰をもったり手を軽く握るので数秒立っていられる。歩行器に乗ると後ろに向かってぴゅーん。　物をつかむのも上手になってきて、卵ボーロよだれまみれになりつつがっつく。がっ、甘党の旦那に似たのかご飯のときはあまり口をあけず、時にはベーっと出してしまうのに甘いものの時は次を要求してキャーキャー言う。お粥にぶーたれてたちび太にヨーグルト少し混ぜてあげたらがっついた…食育なんて…とおいわぁ。　さて、今日から九月。ちょっと、区切りをつけなくてはね。イギリスでは新学期の始まり。日本の春のようなもののはずだもん。　…季節感、ともに実感ないなー。

  2009.08.31

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• 帰国します

  　産休中にできること　急に帰国する! 急とは言ってもチケットとっておかんに連絡して・・・というと一人でいたときのように本当にあさってから帰るー、というほどの急ではないんだけど。　去年の手術のあとがヘルニアになっているおかん。夏に手術はいやー・・・といっているので秋になるだろう。無理に帰国しなくても…というところだが、気分がヘタレている模様のおかんの景気付けに明日帰りまーす。　今回は、ルフトハンザ利用。初めての利用なのでちょっとドキドキ。　今まで利用していたエア・フランス、何が素敵ってパリ⇔名古屋はJALとの共同運航でJAL機利用だったから、結局日系で帰国しているようなものだったのね。オムツサービスだの何の、とベビ連れには心強い。で、勝手がわかっているから心積もりも楽、と。　ところが、今回時刻表改変に伴い最寄の空港からパリとの接続ができなくなってしまった(涙)のでルフトハンザが唯一のエアラインになってしまったー。それでも、曜日選らばにゃならんのよね。まあ、ちび達が大きくなればヒースロー利用でもいいんだけど直行便で名古屋まで帰ることはないのでどうせ経由なら近場の空港のほうがいいのだー。空港まで最寄り駅から5分、というのはやはりかなり魅力的♪　日本、暑いだろうなぁ。ちょっと子供が車に残されて熱中症でなくなったとか言う記事をみてせつなくなった。子供ができてから、その手の事件はいっそうグサグサくる。先日もイギリスで自殺された日本人ママの事件があった。交通事故で車椅子生活だった息子を失ったあとの出来事。やるせない。　人様のところに起こった事でどうこう、というつもりでは毛頭ないのだが切ない事件を耳にすると自分の身にも起こるかもしれない出来事、人事のようには思えなくって平凡でも穏やかな日々を送れることに感謝、だ。ちび達も大きくなったら、銀の匙を持って生まれてこそはしなくても自分達が在ることに感謝できるような子になって欲しいなぁ。感謝する気持ちって、それを大切にしていくことにつながると思うので、自分を、周りの人を大切にして生きて欲しい。　おや?なんだかシリアスちっく・・・。ともあれ、がっっつり食べてくるぞー!!

  2009.06.23

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• くすぐったいような

  　先日ちび助誕生日でたくさんのコメントありがとうございました。 　　ちび助が生まれたときの映像とか見てて、いやー大きくなったもんだ…と改めてしみじみしました。緊急帝王切開になったり、黄疸がひどくて入院したことがなんだかすごーく昔のことのような感じですが、たった一年前のことなんだなぁ…。一年って何もないときだとすごく長く感じたんだけどこうやって日々成長するちび助を毎日見ていたら本当にあっという間の一年だった。今までで、一番短く感じた一年だったといえるんだろうな。 　それにしても、いろいろと改めて物事のつながり、ということについて考えさせられた。ちょうど日本の母から「調子いいし仕事に戻るからね」という電話をもらった。思えば母の手術、これもこのちび助生後半年をより早く感じさせた出来事。　　そして、それに気づくことができたのもちび助がうまれたからなんだよなぁ。　　もともとそんなに帰国する予定を立てていないくろ、そして仕事なんてしていたら足をくじいて動けない、と言われても「無理したらいかんよー、年考えなー」で済ませていたと思う。それが、ぱっと帰国できたのは産休中だったし、母にちび助と遊ばせるいいチャンスだと思えたから。そしてそれがなかったら、母の異常なお腹(卵巣のほうね)さらには早期子宮ガンなんて気づきもしなかった。それは、母の病院嫌いを考えると、最悪の結果につながっていたと思う。　　と、次へといろいろなことがつながっていたなぁ…と不思議な気分になる。こじつけ、といわれるかもしれないけど、それでもやっぱり。　ちび助がいなければ、母のことも気がつかなくて最悪の結果を迎えたとおもう。　旦那に出会わなければ、ちび助が授かることもなかった。　今のホスピスで仕事をしていなかったら、ロンドンにいることもなく旦那と出会うこともなかった。　と、どんどん遡ってみて「なんだかすごいぞ♪」と思えてきた。　なるべくして、ことは起こっている。そう素直に思える。そうすると、ちょっとイラついたりすることもなんだか「なるべくして起こってるんだよ、次の出来事への準備なのかもしれないよ」と落ち着いた心持ちでいられる。　あと二ヶ月と少しでちび太が生まれてくる。どんなことが今度は待っているのかな。それもきっとなにかに繋がっているんだろうね。

  2008.10.08

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• 家族ケア-大野病院事件に寄せて

  　今日のくろは真面目っすよ。 　先日、ある判決が下された。医師に対しての無罪判決。　　大野病院事件、前置胎盤で二回目の帝王切開の女性が術中に癒着胎盤のための処置がうまくいかず出血死した事例。2004年のことになるが、約一年後に担当医が逮捕された。薬剤投与ミスとか言う医療事故と違う経過だった。この事件ではマスコミ報道に対して草の根的にネットでも情報が流れ、医療者の大きな関心、そして反発をよんだ。　　日本にいたらまた違う思いを持ったのかもしれないが、今イギリスにいるくろは一歩引いた位置でこの事件のことをみていた。　医療者として、まずは医師のためにもほっとした。　以前、くろは救急外来の当直をしていたことがある。通常勤務後、五時から翌朝八時半までは当直看護婦。そして、そのまま帰れるかって言うとNO。十二時半までの午前中、通常勤務してから帰れる。もちろん、次の日はまた日勤。30時間以上働いてるけど、若かったこと、二次救急だったから患者さんが来なければ仮眠が取れることでもっていたかな?でも、帰宅する時にふと見ると、同じ当直を過ごした医師が残っていることが多い。特に外科系。午後は手術やら検査でとても帰れない。若手や人数の少ない科だと病棟まわりだなんだで・・・いつ帰るんだろー? 　なんでこんな昔話って、その逮捕された医師は１人医長(くろのしていた当直状態が毎日いや、それ以上?だって交代いないもの)で地域医療を支えていた人。いつ起こるかわからない出産を支え、たくさんの命を取り上げてきた人。そして、自分の子供をとりあげるのを間近にして逮捕された人。一年もしてから、証拠隠滅のおそれ(!?)ありとTVの前に逮捕する姿を映された人。　亡くなられた女性は子宮温存を希望していて、術前に進めた転院も断り大野病院での出産を望んだそうだ。それで癒着胎盤を認めたときに子宮摘出でなく、温存するために薄利開始。止血を試みたものの、うまくいかす結果的に術中死されたという。やることを尽くしての上で・・・やるせない。　それがコップに落ちた一滴。ほかにも、産科をめぐりたらい回しだのなんのという報道もあった。そういうことが続き、危険を感じた人たちは立ち去り型サボタージュとして、現場を離れ無言の抵抗をしていく。でも、それで本当に困るのは患者さん。現にその病院は産科閉鎖。その地域の産科を担っていた病院なのにそこにいた産婦さんたちどうしたのだろう?そこにいる妊婦さん達、今はどこまで検診や分娩に行かなくてはいけないのだろう。それはその福島に限らず、今はいろいろな地域で起こっている。でも、それを判っていても続けることが限界な現場の人たち。何でこうなってしまうのだろう…。　ちなみに、医師を逮捕した県警は表彰されたとか。・・・なんで?そういや、奈良の妊婦たらい回し事件というのでも誤報道があったにもかかわらず担当記者が報道賞みたいなのを受賞したとか聞いたけど…なんで??公平かつ慎重であるところじゃないのか???　一方、前回帝王切開をしてVBACで今回はいけるかな?のくろ。正直、不安。こわい。もし…だけど、前置胎盤だったら?子宮破裂したら?もし、帝王切開になったとして前の傷が癒着してたら?可能性は少ないけど、ゼロではない。そして、ちび二号に何かあったら? 取り出すことができたとしてもその後にくろに何かあったら?旦那どうなるかな、ちび助は?日本にいるおかんは…?と思うと人事ではない。NHSでこわー…なんて思っていたけど、仮に里帰り出産なんていっても受け入れ病院見つかるのか?　「真実が知りたかったのに」「普通に病院に行ったのに、なぜこんなことが…」「大野病院でなければ死ななかった」裁判後もやるせない気持ちでいるご遺族。産科は生まれてくる命を迎えるところ、出産は病気ではない、というプラスイメージがあるから何かが起こった時に受けるショックは余計に大きい。産みの苦しみ、といってもそれは新しい命でふっとぶ。それが母親、妻の死という形をとったときの家族の驚き、戸惑い、怒り、悲しみはどれほどだろう。そして、生まれた子を見たもののそのまま命を落とした女性は今わの際に何を思ったのだろう。　いくら、理論的に「当時の医学としては…」という話を聞いても、頭でわかることと心が受け入れることは別物。心が拒絶している以上、納得できることはないだろう。そして、こういう状況では遺族に同情的な世論が当初流れただろうことは想像にかたくない。　で、そこでふと疑問に思ったこと。　緩和ケアでは、家族ケアも重要視されている。患者本人が存命中はもちろん、亡くなったあとの遺族ケアも大切ということで、くろのいた緩和ケア病棟でも、手紙を出したり遺族会を開いたりしていた。　しかし、緩和のように死と向き合う時間があるところ(事例によっては時間が少ない)での遺族のショックと、事故でなくなったりするような急な死の場合の遺族のショックは質が違う。そういう遺族ケアってどうなっているんだろう?と。事故などでは、交通事故遺児の会などのサポートがあったりするが、ターゲットが限定されている。　今回のような場合、遺族のコーピングリスクはかなり高い。そういう場合への対応、どうしているのだろう?一般病棟でそこまで手が回らない、退院したらそれまでというのが現実のところなのだろうか。こういう術中死などの特殊例はサポートが必要なのに例も少ない、そして医療者側もつらいことであるからあまり振りかえらず、遺族ケアなんて見落とされているのでは?と思った。　イギリスで今思うのは看護師だけでなくカウンセラーやボランティアなどたくさんの人たちが関わっている事で一人一人の負担が少ない。でも多くの人で関わるからどこかでひっかかる。　過ぎてしまったことだが、女性の遺族はそういうサポートを受けられていたのだろうか?医療崩壊だ、産科医療の集約化だということに着目されているけど、ふと家族ケアについても着目されてもいいんじゃないか?と思った。患者本人に目が行きやすいのはもちろんだけど、その患者を支えたり、大きく関わっている家族も含めて看る。それって忘れてはならないことだと思っている。　判決、というひとつの決着がついたものの、ご遺族にとっても担当医にとってもまだまだこれからがある。こういうことがあったこと、忘れずに改善できるところができれば・・・と思う。そして、彼女の冥福と残された子供さん達の健やかな成長を願わずにいられない。　　　   

  2008.08.23

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• おかげ様で

  　最近、一番の心配事であった母の手術も無事に終わり、その後の経過も順調ということです。心配してくださった方たちに改めてお礼申し上げます。　それにつけても　あー、よかった　もう、この一言に尽きます。　そして、無事なのにほっとすると、ちょっと怒れてきたりして。　「もっと早く病院いっとかんかー!!」と。　ま、手術を渋っていた母に説いていたのですが、今回は本当にぎりぎりのところでコトが運んだと思います。うっひゃー!!なことに手術の対象になったできものは5kg近くまで育っていたんです。5kgって…ちび介が双子ででてくるようなもんじゃん(汗)　　タバコをどうしてもやめられなかった母なので、動脈硬化もいらっしゃーい♪　ASOとの診断を聞く前に足が紫になったー、脈が触れんー、と電話してきたときは、できものが動脈圧迫するくらいになってきたのか?とか心配してましたが…。心管系のフォローも術後してもらって、昨日無事スワン・ガンツが抜けたと聞いて「ほっ」　それにつけてもタバコ!! もうっ。　もともと、大きな病気をしたときがなく、介護系の仕事で人の面倒を見ることがあっても人に面倒を見られることは考えてもいなかったんだろうなぁ。今回のことはかなり大きなショックだったようです。って、くろすけも同じですな。　病気をしたところをみたことがないし、結構タフなイメージのおかん。男に生まれりゃ…なんてみんなに言われるような人なもんで、「いつでも元気」という姿を描き、その状態に慣れっこになりすぎて甘えていたかな…と反省です。　順調に回復しているみたいなので、離床して携帯の使えるエリアに出てこれるときが楽しみですね。今のとこ、患者取次ぎ電話ってないそうで詰め所内で話すんですって。術後のおかんには…無理だ。ちび助が電話のときにいつも、いたずらしようとして目を輝かせるんだけど…今度は目より口に働いてもらいたいな♪ばばにお話してあげてねー。

  2008.06.23

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• もやもやとしていたもの

  　ひさびさの前回の日記、書き逃げていましたが・・・。　心配してくれた人たちありがとうねぇ。中途半端な書き方で訳わからんけど、心配させる，みたいな感じで申し訳ない。　ま、このように日記アップできるようになっただけ、くろは落ち着きました。　先日、実は日本にまた帰国してましたよ。いやー、記録更新です。こんな短期間で計3回も帰国したのは…。ま、するなりに訳があるって、とこですが。　くろのとこはおかんが一人。知ってる人は知ってるけっこう強烈なおかん。頓珍漢さは、まあ洗剤3ｋｇプラス食器用洗剤たらなんたら送ってくれるようなエピソードで見当がつくような…。嬉しいけど、ちょっと待ってちょー…な人。　近くにいると角が出るけど、少し離れてるとお互い優しくなれる関係ってあるが、うちもそんなもんだと思っていた。最近の矛先はもっぱら、ちびになっているが…。　そんなおかんが、手術が必要な状況になりまして…。基本的に病院嫌いな母。再三突付いてやっと受診。それが先月帰国したときのこと。すごく大きなお腹になっていたので内心ヤバイ病気では…とドキドキしつつ、最悪の場合…なんてものもよぎって緩和ケアのある病院で診てもらうようにしたのだった。　考えすぎであって欲しいなあ。腹水にしちゃ硬かったし、痛みないいて言ってるし…など度、悶々と過ごしていた帰国後。おかんからの今ひとつピンとこない受診結果の報告に更にいらいら。最近は個人情報の保護、とかで電話で家族に説明などしてもらえない、と。電子カルテ化とかしてても、伝わらなきゃ意味ないじゃーん…（涙）ま、娘に十分説明できるくらい理解していないおかんが悪い、と言えば悪いのだが。改めて、当事者の理解度について言う側でなく言われる側の立場から考えさせて貰ったわ…。　と、そんなトコに、また緊急入院したわー、とのお知らせ。何事かと思えばASO。予定している手術にも影響するたら、なんたら。大筋のことしかわからず、またあーでもないいこーでもないと、想像してしまうくろ。と、そんなときに書いたのが前回の日記。　今、自分が遠く離れたところにいることがもどかしくて、状況がわかりにくいのが苛立たしくて、そばにいないのが申し訳なくて、といろいろな気分が混ざってた。　今の自分の位置は自分で選んだことだけど。もし、日本にいたら…と考えずにはいられなかった。ある程度、何かあってもすぐに飛んでいける場所にいる自分でないことは覚悟していたつもりだった。が、事故とかでなく、こうコトが少し緩やかに進んでいくのに訳がわからないのって、生殺し。ま、覚悟の程が甘かったと、言えばそれまでなのかもしれない。　ちょうど、よく読ませていただいてるブログの記事が身につまされ、イギリスでうだうだしてるよりは…と、取れるフライトで日本に帰ってみたのでした。　来週の手術までは居られなくて、帰ってきたけど。やはり、医師からの話が聞けて納得度が上がり落ち着いたかな。手術前にちびと遊ばせることもできてよかったし、次の子の話も直接できた。欲を言えばきりがないけど、とりあえず…というとこだろうか？　旦那には笑われたが自分が70歳になったら…なんて考えることもある。車椅子押してねー…なんていって終わりにしたけど。おかんが来るって言ったら呼び寄せてこっちで生活なんてあり？とか。仕事柄、終の姿を見ることも多いからか、どう生きて生きたいか、生き方という姿勢もさながら、「うむむ、イギリスのナーシングホーム…耐えられるか？」と現実的なトコにも目がいったりして先のことを考えることは多い。その一方で、塞翁が馬、とも思う。まあ、答えの出ることではないのかなぁ。

  2008.06.15

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• 後悔ないように

  　しばらく更新してませんでしたが、くろは元気…でもないか。体はともかく、気持ちはどよーん。ちびの顔見てほっこりしては、またどよーんとしたり。こんなんじゃ、ちびにも良くないのにね。ダメなマミーだ…。　ひにち薬だ…、と思いつつ。　誰でも後悔したくてしてるわけじゃないんだよね。　でも、どうにもならないときもある。それでも、結果はともあれ、やれることしておきたいものだな…。　自分のことだけなら、結構踏ん張れちゃうけど、周りの人のことだとなんだか、意気地なしになっちゃうわ。これも、くろの修行なのかなあ。　

  2008.05.26

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• おだぶつ・・・

  　私のPCがおだぶつになった。　旦那のPC使っているが、不便なことこの上ない。調子悪いなー、と思いつつなんとか使えていたのだが、一昨日ハードに問題ありと表示され、さらに昨日にっちもさっちもいかなくなってしまった…。　その上…はい、バックアップとらなかったわたしが悪い…さようならーいくつかのデータ。写真とか…はうぅ…。　が　今度日本帰るとき、直してもらうかあきらめるか見てもらってから決めよう…と。　それまで、だんなPC、苦手なローマ字入力だ…時間がかかる。　そんなわけで、くろすけしばらくROM中心になるでしょう。

  2008.01.08

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• 取り越し苦労

  　取り越し苦労だということは、判っているのだけど・・・ね。　くろ、mixiにもはいってます。おかげ様で、いろいろな人たちがいて、いろいろな事がわかってコミュっておもしろい!とあちこち覗いてる。ま、どうしても、関係モノということで海外コミュ・病院関係コミュ・ご飯コミュ(これは…本能!!)という辺りが多いのだが。　ま、ちび助のこともあるので、最近育児コミュとかみるようになってきている。で、ふと、気になったのが「ハーフ」コミュ。　あまり、過敏に反応しすぎるのもどうか、と思う反面。反応せざるを得ないようなことがその人たちの今までにあったのは事実だろう。　なんだな、こりゃ。と思ったのが最近の「ハーフ」ブーム?割と芸能関係で頑張っているミックスの人たちがふえてきているんだね。くろの知ってるのは、ウエンツとベッキーとりえちゃんくらいなもんだよ…。浦嶋さんとお呼びください。　ま、そんなのがきっかけで、白人ハーフ偏重な風潮だとか、ハーフ英語はなせて当たり前とか(いや、環境次第だろー、てか何故に英語オンリー?ハーフは英語圏限定ものちゃうじゃん)就職の時に「日本語検定通っていますか?」といわれた!?(日本人でもあるっちゅうの)などなどの話も目についていったのだった。　そして、「ハーフの子可愛いから欲しいんですぅ」みたいな書き込みなんかもあったりして…。いや、自分の子だから可愛いんだってば。　　うむむむ。　たまたま、パパはホワイトだったさ。多分色の白さとまつげの長さをもらったら可愛い子ができるかも。　でもさー、可愛いから欲しいとかなんとかではないじゃんねー。うちの子だから可愛いのよっ。くろの、おへちゃな鼻とか細い目もらったってねっ、うちのちび助はちび助だから可愛いのさ。ぷん。失敬な。と、まだ生まれてもいない、ちび助のことでPC前でぷんすかしていたくろである。　まあ、価値観は人それぞれだから、そういうふうに見ている人もいるんだなあ、とイギリスにいる今は対岸の火事状態なのだが…。　　なんだか、日本のハーフって・・・大変そう。もしか、将来日本に住むことがあったりしたら、ちび助もそんな中に否応なしに巻き込まれてしまうんだよな。基本的にハーフって言い方も好きではないのだが。うちの子は半分ではないので、mixといっておこう。　　イギリスにいるとミックス当たり前。　てか、生粋のイギリス人(この言い方そのものが変だった…) どこ?うちのパパだって、イングリッシュ+ウェルシュのミックスよん。ロイヤルファミリーだって、ドイツ系+ギリシャ系じゃん。街を歩けば、アジアン・アフリカン・オリエンタル、その他もろもろ。そういや、どこかでロンドン、実は一番多国籍な街だとか聞いた記憶がある。仮に、ホワイトに限定してあげたとしても、振り返ればケルト、アングロ・サクソン、ノルマンなどなどまじってんだよー。その点島国日本も同様だが。　だからといって、差別とか偏見とかないかというと、そういうわけではないのが人間らしいところ…。しかし、いちお、平等ということがうたわれている。NHSなんぞ行けば主要10ヶ国語くらいの案内が出ているのではないだろうか?　　　地域柄もあったりするし、いかんせん日本のような「ほとんどみんな一緒」はない。(最近は、外国人コミュニティが日本の中でもできているみたいだけどね)　特に、最近は移民問題が大きくなってきているイギリス。日本よりもちっちゃな島国なのに、もりもり人が押し寄せてきている。　話は飛ぶが、あまり外国人を歓迎しない人たちの意見もごもっとも、という時がある。日本でも同じだと思うけど、お金だけ稼ぎに来て、立つ鳥跡にごしまくりという人には厳しい目をむけてしまう。　彼らは、故国からでて、一生懸命稼いで、送金して一旗あげていく。うまくいく人もいれば、そうでない人もいて…だけど、うまくいかないときに違法な事やしたい放題して、逃げてしまう人もいる。もともとの生活の基盤が違うから「標準」「基準」「常識」なんて言葉は空回りしてしまう。違って当たり前。　そして、違い方も、移民、一世、二世などなど難しいけど宗教とかあるとその限定されたコミュニティの中で生まれ、育つ人とか多種多様。　もともとからいた人にしてみれば「ココに来て、言葉や習慣に苦労しながらも馴染もうとしている人はいいけど、自分達でかたまってやりたい放題している人たちは嫌、挙句にテロだ?ふざけんな」というところ。それはぶっちゃけ、日本でも同じだと思う。だって、自分の国が汚され、利用されただけだったら悲しいし、悔しいもの。逆に日本を好きになってくれたらやはり嬉しいしね。　イギリスの移民問題は旧宗主国である事も関連していて、長く根深く大きい。でも、日本の将来(もう、おこってるかなー) の問題の一部を出していると思う。 と、ぽつぽつとハーフコミュなんかみつつ、頭がぐるりぐるりと…。　あまりに、大きなことで自分がどうこうできることなんてないのだが、草の根レベルで自分自身が偏見をもたないようになしたいな、と。　ま、そんな中で生まれ、育つちび助。日本とイングランド上手く取り合わせて日本人とか、イギリス人とか枠組み関係なくちびらしく大きくなって欲しいものだ。　ちょっとまじめなくろでした、ちゃん。

  2007.09.23

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• 人生いろいろ

  　いろいろな事が起こる。　何が起こるかわからない。　本当にその通りだ、と思う。　ここに来て今年の夏で三年になるところ。　三年前、想像もしていなかった事が起きている。　十月に新しい家族が増える。　自分の中でいのちが育っているなんてまだ信じられない気分だけど、少しずつ、少しずつ大きくなっている。　これから、また何が起こるかわからないけど、大切なものをいただいた。　いろいろとしなくてはならないことが山積みだけど。　大事にしていきたい。私をママに選んでくれてありがとぉね♪　

  2007.05.09

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• ぜいたくもん?

  書いたの消えちゃった・・・哀しい。最近ブルーなくろをさらにブルーにさせるよ、そういう些細な事でも。そう、何か大きなことがあったわけでもないのだけど、なんだかブルーな最近のくろである。時に美味しいものたべたり、出かけたりして気分転換しているとはいえ、なんだかすっきりしないものが奥底にたらーんと澱まっている、そんな感じ。なまじ、上澄みは綺麗にしているから余計たちが悪い感じ。　イギリスに来て、二年余りが経った。計画通り、ボランティア・実習・ぷー生活・就職とすすんできた。あ、ぷー生活は別に計画ではないな。あわわわ。そんな中、ゴールを目指して、なんとか前に進みたくてがむしゃらにかやってきたこの二年あまり。いろいろなことがあった。人生を振り返ったときに決して忘れる事のできない年になるだろう。いいことも悪い事も、嬉しかった事も哀しかった事も。みーんな、忘れられない。　就職してからこっち、ひーひーいいつつも一番初めのころを思えばましになってきている・・・はず・・・(汗)いつもいつも、申し送りが苦手でつっかえつっかえなのだけど、まあよし。　カルテ読むのもスーパースロー、亀ちゃんなのだが、まあ、時間の許す限り・・・よし。少しずつよくなっているはず。こればかりはあせっても仕方がない、一休み一休み。　ボランティア時代からの友達もバイト先がワークパーミットを検討してくれている。もうじき一時帰国してそのアレンジをする。嬉しいニュースだ。彼女にとってももちろんのこと、私にとってもロンドン仲間の滞在が確定!という嬉しいニュース。　２月には高校時代からの腐れ縁な友達が結婚する事になり、それに出席するためにも一時帰国する予定。一年半ぶりになるし、お風呂やご飯でまったりするのがかなり楽しみ。　一見、鬱々する要素なんてなさげ、なのになあ。些細な事でもちょっとしたお楽しみを見つけて、お気楽に過ごせるようにしているつもりなんだけど。「つもり」だからかな?　結局ねっこの不安な事とか解消されていないから、ってことかな。　じゃあ、ねっこの不安ってなんだろう。　これまた、答えが出ているから性質が悪いんだけど。自分の居場所の不確かさと自信のなさ、なのだろうと思う。そして、こればっかりは一朝一夕にできない事も嫌というほどわかっている。　なんだかんだいって、こうやって資格取れたり、就職もできていて・・・って状況を考えるとなんだか、贅沢な事を言っているよう泣きもする。昨今のnhsの財政難でイギリス人の看護学生ですら職がない…といっているくらいなのにね。結構実習先なんかがいい就職先になったりしていたみたいだけど、今はシビア。　ケアアシスタントとして働いているスタッフで看護師資格を取った人もいる。「私は、いい仕事先を見つけて、こことはおさらばするから」といいつつ、なかなかみたい・・・。まあ、その人の場合は「資格を取ったのに、仕事をオファーされない」という働き方だから、なんともいえないんだけどね。　おっとと、だから、今さら、なんでかなあ? とちと不思議。ちょうど就職して緊張し続けてきたのとかが解け始めて、今まで押し込めていた疲れとかすっきりしないものが出始めているのかもしれない。挙句に、どよーんとしたイギリスの冬が始まってしまった。四時には暗くなる冬。明けるまでが更に長く感じられる寒い夜。　ちょっとガス抜きしにゃいかんね。ぷしゅー。　直接の引き金じゃないんだけど、「?」と思ったことがある。先日入院した患者さん、モルヒネが四時間ごとに与えられる。この人の場合は痛みでなく呼吸困難への対処。入院してきたばかりだったけど、家族からモルヒネがよく効くとの話。本人さんはMSで喉頭麻痺が厳しく、嚥下・会話ができない。そんなことを夜勤に申し送って次の日。夜間、呼吸困難で酸素使用した、とのこと。そして、薬まわっていて見つけたのは、あれ・・・夜間のモルヒネあげてないじゃん!!だから、症状出たんじゃないのかなぁ・・・。　と、これ日本だと間違いなく、インシデントレポートもの。もれなく、即効見つけた人、やった人がレポート書き書きコース。そして、月1ミーティングでフィードバック、また同じ事繰り返さないようにしましょー、という話になる。　「寝てたんだよ、痛みなかったし起こすまでないだろうと・・・」だから、呼吸困難に対応してっていったじゃん。嚥下障害で、第一・・・栄養チューブで夜間つながっているんだから、一時ストップして入れるだけじゃん。起こすこともあるまい。そして、「これってレポート書かないかんのかなあ」と。いや、えーと・・・私なら、即効書くね。うだうだいわずに。それに対して、他のスタッフも「酸素で対応できたんでしょ」「さあねぇ・・・」などあいまい? それでいいんだぁ・・・。　おまけに。　入院してきた患者さんの薬のうち、水薬は使用しない原則。何が入っているか、責任がもてないから、というのだ。そして、その人は抗生剤が投与中。前の病院から二種、各三つのボトルがあったが使用できないので新しく作って冷蔵庫に保存しておいた。間違えて使わないように、前のものは袋に入れてしばっておいた。のに。(抗生剤水薬は、瓶に粉が入っていて溶解しまーす。溶かさずに患者に渡してくれればよかったのにねぇ・・・自宅に退院じゃなくて、転院なんだから・・・)　袋が空いていたー。使ってある・・・。いやさ、抗生剤・水薬って冷蔵庫保存って基本じゃないのか?　昼にも投与しているんだから、私が作った事くらい気がつけよー。むしろ、私が間違えて前のつかっちゃった・・・とかのほうがありえる話だろ。二日続けて受け持つと穴がみえるものだ・・・。はっ、私小姑ちっく?　と、うーん…ちょっとしょうもないかも…と思うこともありつつ、でもそんな中でまだまだ満足に動けない自分がなんだかもどかしく。もう少し落ち着いてしたいコースをとり目標がでてきたり、スタッフとももっと気楽な関係になれると違ってくるのだろうな。　

  2006.11.15

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• もったいない　電気編

  　省エネ　よく聞いた言葉だ、日本では夏になると冷房の温度高め設定とかクールビズなんて頑張っているんだよね。素晴らしい。　地球の温暖化、なんて大きな問題もあり、そしてEUが決定したリサイクル率目指してイギリスでもエコな視点が重要視されている・・・はず。　たしかに、今いるグリニッジではリサイクル気をつけているのか各戸に緑の普通ゴミ回収ボックスと青のリサイクルボックスとおいてある。(あ、これまた同じグリニッジ・ボローでも地域差あり、ってとこが・・・イギリスチック。みんなで、いっせーので、ハイ!なんてなさそう) 夏には、水不足のために庭の水巻はホースではなく、バケツを使いまょうたら言っていた。ラジオでも、公共広告機構みたいなところがだすCMをしていた。女の人が「五分で住む短い曲をリクエストさせて」とDJにいう。「何で?」「シャワーをその間に浴びてくるから」なんてやりとりで、シャワー短縮=水節約と訴えたり。　気をつけている人は、つけているんだろーなー・・・と思う。　その一方、こんな事もありなのか・・・というのがこれ。　日本で夜勤をしていて消灯時間がある。まあ、寝ましょう、というとこだけどベッドサイド以外でも不要な電気消して回って、警備員さんが施錠確認していた。ホスピスでも施錠確認してアラームセット。扉が開いたらアラームがなるのでタバコ吸いたい職員は要注意。　で、うちのホスピスは三階建て。丘に建っているので、デイ・ホスピスと一部オフィスが半地下になるつくりだ。そこは、一応デイ・ホスピスやオフィススタッフが出て行くときに施錠してあるはず。だけどよく電気とか煌々とついている。　誰もいないのにー・・・。もったいない。　そして、夜勤の相手によって、下に行くのが怖いという理由で消灯・施錠確認しないで階下との間のドアを閉めてアラームセットしちゃう人もいる。　いいのか、それでー。　あと、もったいないなー、と思うのは誰も見てないTVとか。誰もいないのに回っている扇風機とか。患者さんがいないし、いいか、と思って消すと後で「誰が消すのー」なんていっていたのが聞こえてきたりする。　つけっぱなしって、なんかもったいなくない? 時には酸素ボンベとかもね。中央配管ならまだしも、いちいち酸素ボンベ使っているんだし、酸素だってタダじゃないのよね。患者さんには負担にならないけどさ。だけど、使っていなくてもぱーっと・・・放流。まあ、見えないけどさー。無色無臭だけどさー。　特に水くぐらせてるわけでもなくボンベから直カニューレなので、余計に気がつかないのだろうな。なんせ、ボンベ終わっていても気がつかないし。　なんだか、重箱の隅つつく小姑みたい?　おおらかなんだよなあ、と思う反面。効率よく回るようにできたらもっといいのに、と思ってしまう。特にチャリティで財政面だってNHSより補充がされる場所ではないのだもの。　しめられるとこはしめて、必要なとこには惜しみなく使うというのって変かな? 一人一人が気をつけるだけで、変わってくことってあると思うなあ。

  2006.11.14

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• ありがたい、と素直に思う

  口に出すと本当になる事がある。　言霊ってやつかなとも思う。求めよ、さらば与えられんというか。　小さなことだと例えば・・・「栗」　　最近の日記で再三登場の「栗」ネタだが、おもしろいことに本当に栗をもりっと味わう事ができた。最初書いたときには、自分の近所であんなにもりもり栗が取れるところがあるなんて思いもしなかった。　　大きな事だと「ホスピスで働く」　イギリスに来て二年がたち、この国で看護婦になってホスピスで働く、そして緩和の勉強をしたいと言ってきた。　そして、今かなりまだまだ「なんちゃって」どころか「ええのか?ほんとに?」なのだが看護婦としてホスピスで仕事させてもらっている。ここからだとWaterlooにある学校(はあ、ナイチンゲールloveだった昔の教官がよだれたらしそう)も選択肢だし、通信でマイペースに行くのも選択肢に入ってくる。うちのホスピスがレクチャーを依頼するのは聖クリストファーズ、ご近所(?)さんだ。そこの教育プログラムは。大学と連携しての学位コースもある。　ま、動くのはもう少し馴染んでからね。今は余裕なさすぎ・・・、でも想定内。　日本にいたとき、「イギリスのホスピスで仕事して大学に行く」…なんて遠い事だ、と思った事もある。だけど、あれからどれだけ経ったか忘れたけども、今、それに近づいてきている。　友達で、日系の会社でバイトしている彼女からも嬉しいニュースを聞いた。バイトだけでなくワークパーミットを申請してもらえそうだという♪彼女も海外で仕事がしたいといい続け、ボランティアのあとも学生として残り道を探していた。願いがかなうのも近いね♪　ここまでにたくさんのことがあった。自分の努力で何とかなった事もあるし、努力だけでなく運が助けてくれた事もあった。　いいことばかりでなく、すごくつらくて泣き続けたこともある。もう、すべてどうでもいい、と思ったこともある。そして、自分の力だけでどうにもならなかった事もある。欲しいものってどちらかしか、手に入らないのかな…なんて。　自分の力でどうにかなるものは、叶えることができたモノが多い。あきらめない限りは叶うまで頑張るもんね、道理だ。　願いは、夢は勝手に叶ってくれない、かなえるものだ。願いで終わらせないようにしたい。心に描いて、口に出して、そして夢を目標にして歩み寄っていく。　がむしゃらになっている時って、自分が本当にしたいこと、欲しいものが見えなくなってしまう事もある。ふっと、一歩ひいて自分を正直に見つめる事を忘れないようにもしたい。そうでないと、必要なものがわからなくなってしまったり、失くしてしまうかもしれない。　また、自分がいくらしたくても、やはり叶わなくって涙をただ、飲むだけの事もある。だから、自分がしたかったことを叶えた時、やった、頑張ったね、自分♪と思うと共にそういうめぐり合わせになった事に素直にありがたいとも思う。例えば、自分が就職できたということは、誰かができなかったということでもあろうから。仕方がないけど、故意でなくても人を傷つけてしまう事もあるのだから。それでも、進んでいくのだから。　幸運の女神さん、いたずら好きで耳が遠いみたいだからたくさん口に出して、聞いてもらわなくっちゃね♪おりゃっ、こっちむかんかねっ!ってさ。　何かで読んだ一文。「インディアンは努力して変えられる事は黙って努力する。変えられない事は黙って受け入れる」　黙って努力するのはおしゃべりなくろには、むつかしそうだ。それに、口に出していて周りが「これがしたいって言ってたよね」と道が開かれる事もあるからね。　くろのすきな花って桜と蓮なんだけどさ。渋い? 　泥の中かいくぐって、水面にポンって咲くの。蓮が育つ場所は変えられない、それでも花を咲かせる。　そうやって変えられない事があったとしても、受け入れて花を咲かせる、人間だしなおかつ、笑っていられるように強くなりたいね。にっ　=^ェ^=

  2006.10.13

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• まーだだ・・・なぁ・・・

  　新居、ワイヤレス接続今ひとつ不調。つながったり、きれたり。　最近、しみじみ看護関係のネタがない、と思う。　ふと、気がつくと臨床を離れて二年が経っている。渡英するために病院を辞職したのは2004年の六月末のことだ。多分、二年くらいは全部でかかるんだろうなー、と思っていたイギリスの看護師資格取得。一応資格はとれているものの、仕事をしていないのでそんなもん。実習もクリニカルなことは見事にしていないので計算に入れない。　離職している期間が長くなればなるほど、次に再開するときがだんだん怖くなってくる。なんでこんなに自信がないのかなー…と自分でも不思議になってくる。　実際、日本での臨床経験だってあって救急だったり、透析だったりそれなりの急性期・緊急時対応もしてきた。緩和ケアや消化器内科(お年寄り病棟ともいふ)での慢性期・終末期だって見守ってきた。日本では、それなりに中堅になっている世代と経験がある。大抵、イギリスで今頑張っているひとたちもそうだろうな。ひとしきり、日本での経験をつんで渡英。　それでも、言葉や習慣や慣習の違いに戸惑いつつ、踏ん張って。　日本での云々は、ここではきかない。一からやり直しだろう。そして、不安にさせている一番の原因。英語。んなこと、いう暇あるなら勉強しなきゃね。また、一朝一夕にできるものでもないしさ。日々是精進につきるんだわさ。　くろが今、二の足を踏んでいるのはFLR、滞在許可。約一ヶ月かかる。また、ホリデーシーズンだし。引越しで審査が遅くなっているとかいう情報いただいたし。あう。　この間にできることをして…と思いつつ、他にも気になることもあったりしてなかなか先に進まない。今やっておかないと、自分があとで泣きを見ることになるのは判っているのにね。思うように進まないことが重なると、余計にいらいらしてしまう。したってどうにかなるものではいのだけど。　友達が来てそれなりに気分転換ができたりしているのに、足踏みしている自分。そんなのがなんだか情けない。　こんなことで泣いている場合じゃない。　こんなことでくじけている場合じゃない。　きっとうまくいく。まけない。明日はくる。一万回ダメでも、一万一回目…だ。

  2006.07.27

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• 暑くていたい

  　ロンドン、暑いです。　まだ日本のように湿気がないから、ましなのだろうな…と思いつつ暑い。イギリス在住者のブログは暑いぞネタが多くなっているかもしれないけど、それだけ暑いのよー。　わたしは湿気の多い暑さは嫌いだ。・・・好きな人はいないか。あのじとっとした感じ。重たい空気の中を泳ぐようなもわーんとした感じ。なんだか自分がゆで野菜になった気分。あ、ゆで豚?　以前、北海道出身の同僚が病室に入って(もちろん冷房中)蒸しっとしているので「暑いですねー、窓開けて空気入れ替えましょうかぁ」と夏の昼日中に窓を開けたという。彼女は「熱風がぶわっと顔にかかって息ができないかと思った」とのたもうた。うーん、名古屋の夏はそんなもんだ。夏は地下街モグラになってしまうよ。日向に車置いておいたらハンドルもてないもんなぁ。やけどしちゃう。　しかし、ここに来て思うのはゆで豚ではなく・・・焼き豚になるのもいたい。　こう、皮膚の奥からじわーりじわーり、遠赤外線ならぬ紫外線効果でじっくりとこんがりと…。わりと、家の中は涼しいのだが外にでるととたんにグリルされている気分だ。そして、日焼け大好きなイギリス人たちが一生懸命焼けようとしているのをみると、本当にすごいなーと思う。　だって、皮膚・・・痛いでしょ。モンゴロイドより圧倒的に少ないメラニン色素をもつコーカソイドの皮膚ってそういう時、痛々しいよぉ。まあ、焼けてもすぐ元に戻りそうだけど。　日差しまぶしくてサングラスしないとくらくらするし。　さて、そんなイギリスに昔の同僚が遊びにきます。物資補給隊長が帰国したばかりですが、今回の彼女はNZにワーホリに行っていたので会うのがかなり久しぶり。だからすごく楽しみ。　あわなかったこの二年で、どんな風に成長したのかなぁ。純粋というか一途という言葉が似合う三人組の一人。新卒ではいってから、いつも一緒だった子達がそれぞれの道を歩いていくのを見るとなんだか感慨深いものがある。　みんなそれぞれの道を歩んでいるんだけど、どこかで重なって、そして離れていく。人と出会うってそう思うとはかないような気もするけど、その中で大切なものも残っていく。一期一会って素敵な言葉だ。今まで出会った人に戴いたいろいろなもの、私の中で育っているかな。

  2006.07.20

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