AMTRAK:アメリカ大陸横断鉄道の旅 その3
その1を読むその2を読む夜中にソルトレークシティ(Salt Lake City)を出て、ユタからネバダに入ります。きれいな朝焼け。確かリノ(Reno)駅です。ここでは30分ほど時間調整で停車するというので、先頭まで行ってみました。3日目にして機関車とご対面!周囲の人物と車両の大きさ比が間違っているような気がしてならないですが、本当に大きいんです。しかもこれが2機で引っ張っています。しばらくすると出発。もう終点が目の前、ラストスパート。リノからトラッキー(Truckee)を通過するあたりは国立森林公園です。すでにカリフォルニア州に入っているのですが、再度の山越えでこの雪景色。サクラメント(Sacramento)にむかって、山の斜面を大きなループを描きながらどんどん下ります。いつの間にか雪は消えています。サクラメントで多くの人が降り、もうすぐ終点です。車内も、降りる時の注意や乗換の案内、食堂やカフェ終了の案内でざわついてます。輸送前の自動車が並んでいますが、奥の湿地帯の観察エリアでもあります。Marsh Observation Areaといいます。終点エメリービル(Emeryville)に到着。余韻に浸ることなく、すぐ出るように促されます。S.F.行きのバスはすぐに出るから急げ、と。ちなみにチケットはシカゴ→サンフランシスコで発券しており、バス料金込みです。到着は1時間ほど遅れました。先頭まで歩いて駅を出るので、記念にもう一枚。線路上で目の前からも撮影できますが、「禁止」という看板があったので遠慮しておきました。が、周りの人は構わず線路内から撮影(笑)。うーん小心者。ここからS.F.市街までバスで行きます。何か所か停まってもらえるので、都合よい場所で「降ります!」アピールを。このように最初と最後が多少ドタバタするのですが、景色を存分に楽しめるCalifornia Zepherの長旅でした。さてこの旅の途中、私の車両のトイレ用バキュームが故障したとかで、トイレだけ隣の車両を使うよう案内されました。(シャワーはOK)その代わり800ドル返金する、と。AMTRAKのバウチャーでね、と。(えー)AMTRAKでしか使えないバウチャーって...無駄にするのもなんですから、このバウチャーが残りの(?)大陸横断を後押しします。Capitol Limited(キャピトルリミテッド号)シカゴ発ワシントンD.C.行きスーパーライナーと呼ばれる2階建て車両エリー湖沿いからピッツバーグを経由して首都D.C.までの夜行列車...と、こんな概要です。乗車時間は、シカゴを11/22(水)の18:40に出て、D.C.に翌11/23(木)13:05着なので1泊2日、時差を考慮して17時間25分の旅です。前回のCalifornia Zepher(カリフォルニアゼファー号)から約1年後、同じシカゴのユニオンステーションへ向かいます。今回は駅付近でシカゴピザを食べる余裕も構内にはクリスマスツリーがありました。(前回もあったはず)前回同様、ラウンジでゆっくりしたあと乗客みんなでぞろぞろとホームまで歩いていきます。もう驚かないぞ、この風景急かされながら、乗る前に写真をせっかくなので、Bedroomにしました。(同じ座席グレードで大陸横断!)木目調の壁がCalifornia Zepherより少し高級感。トイレ&シャワーも、曲面構成で少し新しいです向こう側は隣の部屋今回は「Bedroom」でしか予約できなかったのに、いざ乗ってみれば結局Bedroom Suites状態。2部屋続きの方が家族は楽ですもう慣れました...この寂しい出発風景係員がベッドメークしてくれます。California Zepherもそうですが,最後まで同じ担当者がつきます。(なので チップは弾まないと!)この列車の場合は、出発後すぐに夕食。そして翌日の朝の食事が予約できます。あと、希望すれば軽めの昼もあり。今回もメニューもらっちゃいました。メニュー開発者の写真入りメインは夜です。1年前のCalifornia Zepherと微妙に違いますが、この列車スペシャルか?AMTRAK全体でUPDATEしているか?は不明。いずれにせよSleeperは料金に含まれています。出発後3時間でエルクハート(Elkhart)インディアナ州です。この駅には鉄道博物館があるらしいのですが...ずっと暗闇を走るので、車窓は楽しめません。深夜2時頃クリーブランド(Cleveland)明け方5時頃ピッツバーグ(Pittsburgh)と、そこそこの大都市に停まりますが、真っ暗。コレルズビル(Connellsville)手前で夜明けです。コレルズビル駅このあたりの駅は、Capitol Limited号以外に列車が来ません。小さい駅舎ばかり。昔は重要だったカンバーランド(Cumberland)へ。Harpers Ferryを過ぎたあたり過去の駅舎だか機関区だかと言ってました。夜に大都市を走り抜け、昼間は米北東部の森林地帯を走ります。で、あっという間にワシントンD.C.到着。(2/3くらいは夜ですから...)前回と同じく、ここでやっとご対面!重連機関車のうち一機は特別塗装色でした。側面はこんな感じ。もう一機はこれ少し青が濃くなったAMTRAKワシントンD.C.のユニオンステーション構内外側、正面玄関やっと米国の首都までたどり着きました!これで西海岸サンフランシスコ~東海岸ワシントンD.C.鉄道でのアメリカ大陸横断達成(自称)ですっ!次は南北縦断いくぜ!と考えましたが...子供達が「もういい」って...(悲)乗ることが楽しいという感覚、大人になればわかるよ...「わかんないよ」(By妻)...え?縦断は諦めます(悲)。AMTRAK(アムトラック)の旅の役立ち情報- サンフランシスコ発着便は、Emeryvilleからバス- Sleeperの乗客はMetropolitan Loungeを利用可- 記念として紙のチケットを印刷可- 各駅ではゆっくりしていられない- 西行きは、時差で毎日1時間ずつ食事が遅くなる (その反対はつらいかも)- 4人未満だと食堂車は相席- California Zephyrは山越えがハイライト- なかなか乗る列車全体を見るチャンスは少ない- Capitol Limitedは景色を楽しめるわけではないたまには鉄道でゆっくりとした旅を!!↓お役立ち情報だった場合、1ポチ頂ければ幸いですにほんブログ村