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太秦の広隆寺で毎年1月2日に実施されている
「釿(ちょうな)はじめ」に行ってきました。 本日10時きっかり、時間通りに始まりました。 番匠保存会主催の元、広隆寺の貫主が見守る中、 上宮太子殿(本堂)の前で、雅楽の音色に包まれて 狩衣や作業着姿の保存会のメンバー達によって、 粛々と執り行われました。 「墨縄」や「釿(ちょうな)」、「槍がんな」が 儀式の最中、次々と御堂の前で、大きな製材用の 丸太に対し、その作業の様子が短時間で披露され、 クライマックスは番匠保存会メンバーによる「木遣 り歌」の合掌。これがなんとも素朴な労働歌で、 昔の宮大工の作業の様子を髣髴とさせていました。 一通り行事が終わりますと、最後には散餅といって、 餅の振る舞いもあり、この年頭の行事を見守って いた参詣者達に配られました。 また墨縄をひくための「墨矩(すみのり)」や 「釿(ちょうな)」、「槍がんな」などの道具類を 終わってからも珍しそうに見学する人、写真に収め る人、質問をする人達で、保存会の人達も引っ張り だこでしたね。でもこういう素朴な交流が最後に ある行事というのはいいですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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