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京観深々

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January 12, 2011
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カテゴリ:カテゴリ未分類
 伏見区の日野の里にたつ「法界寺」では毎年1月14日
修正会(しゅしょうえ)の結願(けちがん)の日に阿弥陀
如来をお祀りする御堂の前で、下ばき一枚の男達が「頂礼!
頂礼! 頂礼!頂礼!・・・」と声を張り上げながら身体を
こすり合わせます。「おしくらまんじゅう」の様な感じです
ね。夜の8時過ぎから行われるのですが、昨年お参りに行っ
た時には、確か子供達による「裸おどり」もあったような気
がします。その後に大人の出番、若い方もいましたが、結構
年配のベテランらしき方も踊っていました。

「仏様に帰依(きえ)する。」、つまり頑張った後の自分の
身を仏様に委ねるということを意味する「頂礼(ちょうらい)」
という言葉が、この奉納行事「裸おどり」のキーワードです。
昨年は午後7時半からと聞いておりましたこの裸おどりをひと
目拝見しようと、神奈川県の大磯での講演が終わって、すぐに
小田原から新幹線に乗り、京都駅で奈良線に乗って六地蔵駅で
下車して歩きました。30分近く歩いたことと疲れていたせい
か?体が冷え切っていましたが、境内での「粕汁」の御接待が
とても有難く思えました。下帯姿の男衆も裸おどりの前後には
きっとあの粕汁を味わっているのでしょう。

「頭に頂いて、礼拝する。」を略した「頂礼」という言葉。
「人事を尽くして天命を待つ。」とよく似ています。精一杯
頑張った後は、すべてを尊く大きな力に任せよう、という
人間の本来あるべき姿を示しているのでしょう。マイナスに
近い気温の寒い夜に、裸で水を浴びておどる行為は、人間の
極限まで頑張る、厳戒の姿を表現しているのではないでしょ
うか?





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Last updated  January 12, 2011 01:30:48 PM
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