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「殿ヶ谷戸(とのがやと)庭園」。東京都国分寺
市にある池泉回遊式庭園です。多摩川が関東ローム 層を削ってできたという、武蔵野台地特有の崖(傾 斜地)を利用した起伏のある庭園です。 湧水有り、鹿おどし有り、滝あり、飛び石有り、茶 室有り、と庭を楽しむ仕掛けも盛り沢山です。 武蔵野の地形と武蔵野に自生する植物や昆虫などが 庭にはあるそうで、石も何となく火山灰か、はたま た溶岩を思わせるような珍しいものでした。 「武蔵野の縮図」といっても良いのでしょうね。 国木田独歩の世界ですね。 大正4年に、旧満鉄副総裁の江口定篠が別邸として 屋敷も含めて造成し、後に三菱財閥の岩崎彦弥太が 買い取りました。昭和4年のことです。昭和49年 には東京都が買収し、現在有料で公開されています。 また木々や草花が随所に植えられ、この時期は余り 楽しめなかったのですが、萩の小道や藤棚もありま した。あっ、でも帰りがけには「寒牡丹」が沢山 咲いている処を見つけ、冬の快晴に相応しい鮮やさ でした。 昨年の春先には「旧岩崎邸庭園」を見学しましたが 東京にも「小石川後楽園」をはじめ「六義園」、「 旧古川庭園」、「清澄庭園」、「向島百花園」など、 加えて「浜離宮」や「芝離宮」などの広大な面積を 誇る恩賜庭園も存在します。いやー東京都も京都に 負けず劣らず名園のある地です。時間を作ってもっ と廻ってみたいものですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 13, 2011 08:01:09 PM
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