音響機器修理「京とんび」

2015/07/14(火)20:05

【機器修理】SHARP MD-Z1 MDラジカセ

音響機器修理(159)

 今回の修理は、「SHARP MD-Z1 MDラジカセ(発売日:1994年2月)」だ。以前にも紹介している一台だ。先日、修理依頼をいただいたので、久方ぶりに再掲載する。 [SHARP MD-Z1 MDラジカセ]  ■主な故障と原因 CDトレーの開閉が異常 → 同ゴムベルト及びグリス劣化CDトレーの開閉状態を誤検知する → 同検知スイッチの接点劣化CD光ピックアップの初期位置を誤検知する場合がある → 同検知スイッチの接点劣化CD再生途中に音とびや停止することがある → ピニオンギア破損MDのTOC読取中に頻繁にエラーが表示される → MD光ピックアップの経年劣化操作ボタンが誤動作する → 同操作スイッチの劣化スピーカーエッジの劣化及び破損■修理 故障箇所が多岐に渡る重篤な状態。修理できないことが予想されたため、一度お断りしたものの、踏ん切りを付ける為にと、まずは有料見積の依頼を受けることとなった。 結果的には、程度の良い同型機を別途入手できた事で修理を受託し、程度の良い部品を使用して何とか各部を復旧し、修理を終えることができた。  スピーカーのエッジが劣化し、一部に亀裂を確認。部品取り機のスピーカーユニットと交換修理した。  CDトレーが十分開閉しないため、まずは同ゴムベルトを交換し、メカを清掃してグリースを再塗布。十分にトレーを開閉するようになったものの、勝手に開閉する場合がある。 点検したところ、同検知スイッチの接点が劣化していたため、これをクリーニングして復旧。  CD再生時の音とび等の動作不良の主原因は、やはり歯車の破損(亀裂)だった。  部品取り機からCDメカユニットのみを移植交換して復旧。  操作ボタンの誤動作は、同スイッチの劣化が原因。全て新品に交換。  MDは、同ピックアップレンズの清掃だけでは、十分に症状が復旧しない。MDも部品取り機からユニットごと移植交換して復旧とした。  他多数の修理を行い、エージングを実施。作業を完了した。   --- 分解清掃修理した  や  や  を出品中 --- ★【オークション】整備済みラジカセ・ミニコンポ★ ♪ あの頃の懐かしい  や  や  を もう一度  てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪ ☆ラジカセ・ミニコンポの【修理相談】はこちら!☆ 

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