テーマ:今日の出来事(288529)
カテゴリ:能・狂言
今日は名古屋能楽堂での「藤田・龍吟の会」に行って候。満員御礼でござった。
会主・藤田六郎兵衛師によると囃子方主催の会、なんてのは珍しい&難しいとのこと。 それでもまだ六郎兵衛以前から会をやってらした。時代を先取りしすぎた・・とも言ってござったけれど。私の楽しい思い出は六郎兵衛師プレゼンツのお盆のお楽しみ、囃子方の流儀全部の競演。大鼓五流と笛三流のは見たことありました。いっぺんに同じ曲を演奏しても「ありゃ、こんな違うもんか」と。その半券を持って「名古屋城夏祭り」の薪能になだれこむこともできたし・・・。またやってくれないかしら。 今日の演目は・・・・ 一管「津嶋」・・・笛の独奏で、藤田流にだけ伝わる曲だそうです。これをふくめて4曲、みな地名のつく曲があるとのこと。それぞれの土地の祭囃子のメロディーがはいってるそうな。「津嶋」は狂言「千鳥」でおなじみの尾張の津島祭りの祭囃子のメロディーが。すぐお隣だけど、津島祭、一度も見に行ったことは・・・ないです(-_-;)。 さて肝心の「津嶋」は・・・「神楽」のメロディーが随所にあるのはわかったけれど、津島祭の笛かどうかは?祭囃子と言っても上品な曲でございました。 「安宅」の前に、南山大学教授 安田文吉先生(名古屋では「文さん」でおなじみ)のお話が。義経に「安宅」に「勧進帳」・・・ごめんなさい、ほとんど寝てました(-_-;)。 能「安宅」・・・歌舞伎でおなじみ「勧進帳」のもとがコレ。 今日は弁慶と義経(子方)に東京の観世銕之丞師と淳夫親子。義経の淳夫くんは声変わりを乗り越え、幼さは残るもののさすが。ガツンと来る声。あの落ち着き。 また郎党には銕之丞一門でものすごい合唱。銕之丞師の「ズシン」に追い討ちをかけるよう。地謡には京都の片山一門で(名古屋勢も含めて)まさにガチンコ対決?ってところでせうか。いや~、すごかった。アイには地元狂言共同社の若手お二人が。太刀持ちも強力も出ずっぱりだったんだ、ということに初めて気がついた。「安宅」は初めてじゃないのに。迫力の舞台でございました。 歌舞伎名作撰 勧進帳 見比べてみては? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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