きょういく ユースフル! ~ 僕は触媒になりたい ~

2006/12/18(月)22:38

先生の代わりをする支援ツール

特別支援教育(188)

特別支援教育推進の壁になるものは いろいろありますが、 その中で「人的配置」がつかないというものがあります。通常学級在籍の、全体の6%の発達障害の子どもたちも 「特別支援教育」として支援できる体制作りをおこなう。 と御旗を上げても、 「人がつかない中、担任が40人の児童を見ている中で  特別に2~3人の子にさらに目をかけて支援するなんてできないよー。  全員への指導で精一杯、『個別指導』なんてしたくてもできませーん!」 という悲鳴が聞こえてきそうです。そこで、前提である 「特別なニーズのある子には、  人がそばについてサポートしなくてはできない」 という点を、考え直す必要があります。そばで援助する支援者・先生の代わりをお友達がする、というあたりまでは けっこう普通に考え付きます。(友達支援・お隣支援)ただ、学級内の児童は勉強時間に自分の勉強をすることが最優先なので 難しい課題のときには、自分の勉強をほおってまで他の子を見ることはできません。でも、先生の代わりをする支援ツールがあるとしたらどうでしょう?支援ツールがあるおかげで、 誰もそばにつかなくても、その子が自信を持ってできるようになる。 そういうことが実際にあります。これについて詳しいのが、今日読み終わった以下の本です。『みんなの自立支援を目指す やさしい 応用行動分析学』 (高畑庄蔵 、明治図書、2006)マンガ入りでわかりやすく応用行動分析や支援ツールの具体例について 教えてくれます。 「普通に思いつく支援グッズのアイデア」の一歩先を行くアイデアが詰まっており、 大変参考になります。

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