2012/03/16(金)21:57
『コソダテ楽習帳』1~「大事なことは 気持ちをわかってもらうこと」
マンガなので気軽に読み始めたのですが、
「子育て」や「子どもの教育」のうえで、
かなり参考になることが書いてありました。
『 コソダテ楽習帳 おつきあい編』
(いそのみつえ、赤ちゃんとママ社、2008、900円)本当はマンガをそのまま載せるのがわかりやすいのですが、
著作権のことがあるので、マンガの転載はナシです。ぜひ本書を手に取って、マンガを読んでみてくださいね。=============================
『コソダテ楽習帳』
1
(p60-63のエピソード「気持ちを伝えること」より。
本来はマンガで描かれているところを、
ムリヤリ文字だけに直しています。)●友だちに意地悪されるので
「もう保育園に行かない」という、ひじき 5歳。 →(母の考え)
・問題なのは、 ひじきがいやがっているように見えないこと。
(その場面を見たが、)いっしょに遊んでいるように見えた。 →(母から子へのセリフ)
「ひじき 笑って やめてくれーって 言ってるでしょ?」 「ひじきがいやがってるって気がつかないで
いっしょに楽しく遊んでると思ってるんじゃないかな」 「先生には相談してみるね」 「でも ひじきが笑って言えば
またすぐ同じことになっちゃうの」 「いやってこと わかってもらわなきゃ」 ★「大事なことは 気持ちをわかってもらうこと」 「わかれば きっと しないから」 「笑わないで やめてって 言ってみようね」・バラエティ番組では
人にいたずらしたり、
いじめたりして 笑わせる。 される側も それを 「おいしい」と喜ぶ芸風。 世の中の笑いの基準がこうである以上、
この手のことはなくならない。・なんでも大人のマネをしてみたい子どもたちに、
罪の意識はない。・この手の笑いがうける時代の終息を
祈るばかりの母である。=============================「あ~、こういうこと、あるなあ」
と思いながら、読みました。すごいと思ったのが、
昨今のテレビの芸風が子どもに影響しているからじゃないか、
と思いをいたらせ、「子どもが悪いのではない」という考えを
持たれているところ。今年度特別支援教育の研修で来られた先生が
「子どものすることにはすべて理由がある」
と言われていましたが、
そんなふうに、意地悪をしてくる子にも理由があるんだということを
冷静になって考えられるって、すごく大事だと思いました。自分の子どもがかわいければかわいいほど、
意地悪されたりいじめられたりしたら、
「あの子は悪い子・いやな子」と安直に思ってしまいそうなので。そういう、何かされたときの「相手の子」を理解するという姿勢を、
僕はこの本の随所から感じることができました。ほかにも紹介したいところがあります。
それは、また次回に! ブログを読んでいただいて、感謝いたします。
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