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カテゴリ:ぼくの悪い趣味。
様々なサイトで「いま必読のビジネス書」と出ていたので、勉強を兼ねて読んでみた。 通勤時間に限ったんで、1ヶ月くらいかかったかなぁ? 帯には「2010年代を生き抜くのに欠かせない1冊」とあったけど、 読後感は「そうかなぁ?」という感じ。 前半は、フリー(無料)販売戦略の歴史から始まり、概論的に様々な企業戦略が 書かれている。 後半は、主にコピー大国である中国における音楽事業にページが割かれ、 様々なアーティストが「CDや配信楽曲をエサに、コンサートを売る」というスタンスに 立っていることには感嘆した。 この本、サービス業やオンラインビジネスに携わる人たちには啓蒙書となるだろう。 過去の事例を事細かに並べ、その中から新たなアイディアを紡ぎ出せる可能性は高い。 でも、僕のような製造業に携わる者には、あくまで歴史書としてしか読めなかった。 高付加価値のものを売るために、タダで差し出すものは何か? それを作るのにどの程度原価がかかり、損益分岐点は?…なんて考えてると、 あまりこの考えは製造業には向かないなぁ、と思ってしまった。 それでも、概論としては非常に楽しめた本である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.02.07 13:54:03
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