白洲正子と次郎「武相荘」訪問
連日、お出かけが続いていますが本当にいいお天気。暑くも寒くもなく、黄砂と、花粉だけが少々厄介ですが、、白洲正子さんは、二十歳くらいのころから憧れの人です。いつか、あんな桜の材木を磨きこんだ黒光りするお家にどんと 備前(私が好きなのは、唐津焼ですが)の壷をおき、侘椿や、連翹をいけてみたい、、、とひそかに情熱を燃やしていました。で、小田急線の鶴川の「武相荘」へ行ってきました。あまり、桜はお好きでなかったのか、、、椿の木が大変多かったです。木について書かれた本「木」なまえ かたち たくみ(平凡社ライブラリー 白洲正子著)も素晴らしいです。この椿は、侘助?「紺秋」という品種に似た、渋い赤です。白洲次郎さん、とってもハンサム。白洲正子さんの、書斎が素敵でした。さまざまな本がたくさん並んでいるのだけど小林秀雄さんとか、日本の歴史全集とか、井伏鱒二さんとかありましたね。お昼は予約すれば、お弁当があるそうですがメニューはなかなか、素敵でした。長女の桂子さんが作った「白洲次郎と正子の食卓」(タイトルはうろ覚えです)みたいな写真集があり、その中から選ばれたメニューもあるみたいです。あのように、たくさんだけれど、選び抜かれたものたちに囲まれた暮らしと、美意識の高さがやはり、まねしたくてもあかなかできません。囲炉裏に、鉄のなべがくべられた 日本の古い農家にブイヤベースとか、パエリアとかが入ってる様子がすごくミスマッチで、かっこいい写真が 本に載っていました。