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カテゴリ:Macintosh/iPod
モノが破損したりして使い物にならなくなる場合、必ずそこには何らかの痕跡が残るはずだ。
しかし、デジタルデータの場合、当たり前の話だが、そこに残るのは虚しさ程度で、ホントに跡形もなく消える。それを改めて認識した。モノ的?考え方をすれば、ファイルなどを誤って削除したからといってもそのファイルを構成するバイナリ自体はまだディスクには残っていて、それまで上書きが禁止された領域に上書きの許可が下りるだけだ。 と、考えれば復旧の可能性もなくはないが、ま、無理だろう・・・。 *** Tiger を買ってきたので Mac mini / iBook の整理をしていた。 Tiger をインストールするのは(1ライセンスしか買ってないので)、Mac mini のみで、iBook も Panther / Jaguar をクリーンインストールしようということにしていた。 Mac mini 上にある雑多なデータを Toast を使って DVD-R に焼いていたのだが、数枚焼いているうちにふと気がついたのだ。 「Mac mini のディスクの空き容量がメキメキ減っている!」 iBook 上のデータも外付けHDD に移して、それを Mac mini に移動してから焼いたりしていたのだが、その場合、焼いた後に Mac mini ローカルにあるデータを削除すれば、ディスクの空き容量は焼く前と同じに戻るはずなのだが、DVD-R 一枚分減っている。 しまいには、2,30GB 位あった空き容量が 100MB 程度になっている。 ごみ箱も空にしたし、ファイルの総量を Finder 上で計算しても全然合わない。 どこかに大きな不可視ファイルがある、ということか。 ユーザのホームフォルダの総量が既に大きいので、この辺を Terminal で覗いてみた。 Users というフォルダの下に、「MyUser」というユーザ名のフォルダがあり、その他に「.MyUser」というフォルダがあり、この中がでかそうだ。 そして、この中を見ると単一のでかいファイルが存在していた。 Toast のバグ?などと1年に1度くらいしかしないような大きな勘違いのもと、「rm」コマンドを実行してしまった私・・・。ファイルは消えたのだが、相変わらず空き容量が増えない。 再起動を実施してみた私はこのデスクトップを拝むのが最後になるとは思わなかった。 再起動してログオンすると何やら様子がおかしい。
この辺で事態の深刻さに気がついた。 結論から言えば先ほどのオペレーションによって「MyUser」、つまり自分のホームフォルダが丸ごと消失しているのだ。 失ったものは大きい・・・。
iPod から Mac にデータは戻せなかったはずなので、こちらはまた1からリッピングしなければならない・・・。 原因(推論)だが、やっぱりあのファイルを消したのはまずかったと思う。 FileVault を適用しているのだが、恐らく先ほどの不可視フォルダやその中身は FileVault が使っていたのだと思う。ホームフォルダを暗号化した内容をそのフォルダに保存してあったのだろう。再起動時に FileVault で暗号化してあるデータが存在しないのだから、それでキレイさっぱりホームフォルダを消してしまったのだろう。 それにしても DVD-R を焼いていくと空き容量が減っていく現象は不思議だったのだが、まずこれは Toast をアップデートしていなかったのがまずかったのかもしれないが、Toast6 の初期バージョンで FileVault との親和性が低かったとも考えられる。 恐らくは DVD-R を焼く時にローカルにテンポラリファイルなどを作成するのかもしれない。が、作成した後で削除がうまく行かず、結果的に焼いたデータに近い分だけ、空き容量が減ってしまったのではないか。ま、いずれにしても推論ですが。 というわけでキレイさっぱりホームフォルダの内容が消えてしまったので、すぐにも Mac mini には Tiger を導入することに決定!(完全に開き直り) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.05.10 13:25:53
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