テーマ:恋愛について(2602)
カテゴリ:K I O KU
出逢ってしまってからでは遅いんだ 自分と言う構造の全てのネジが 溶けるように緩んでいったのを確かに感じた 絶対に ないって そんなことありえないって 頭の隅にもなかったことだったのに いまどきの 好青年だった ゆったりだぼだぼに着こなした ポロシャツと ジーンズ 彼は 冬でも半袖で働いてるんだよ って先輩が言ってた 年上かと思ったら 同じ歳だった ハキハキしてて 要領がよくって 表情豊かで それで頼りがいがあって 「原田さん どんな音楽聞くの? お勧めあればショップでかけようと思って」 ・・・ これが初めての会話だなんて 思い出したら 吹き出しちゃうよ 早速いくつかのCDをチョイスして 翌日彼へ渡す 5枚のCDの中から取り出したのが木村カエラ 「これ ひと晩だけ 借りていってもいい?」 数日後の 仕事上がりに これから時間あるかと 尋ねられる 予定は何もないことを 告げると 彼は夕飯に行こうと 「カエラ貸してくれたお礼に・・・俺がご馳走するよ」 カエラだとか ご馳走だとか そんな前に あんたが 気になって気になって 仕方ないんだよ あの日以来 あたしの持ってきた5枚のCDは ショップでいちども流れたことはない お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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