その2*運命破りのパラドックスを解決_?*
前回からの続きです。
その回答はこうです。
「その人が運命を書き記したノートを読むと、そのノートの内容もその人の心も、干渉を起こして共に変化する」
その結果、その人は、先に記したような行動をとった。
ノートの文字は変化しなかったが、運命の情報は、その人の行動どおりに変化していた。
そういうことですな。
それは、昔のレコードに似ていますね。
レコードの溝を針でたどって情報を得る。
そうすると、針も溝も摩擦で変化する。
溝がノートの内容(運命の情報)で、針がそれを読んだ人の心。
(ハイゼンベルクの不確定性原理に似てますな)
その話を、次の日、教授にお話ししたら、教授はしばらく考え込んでいました。
そして、教授が
「どうすれば、その運命のノートどおりに、その人は行動するかな?」
で、私は
「そのノートを、誰にも読まれることがないような、どこか遠くに保存しておけばいいはずです」
以上です。
P.S. しかし、誰も読まないんだったら、そのノートどおりに行動したかどうか、確認できませんね。
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