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考える面白さはこの上なく美味/意識・人間・心・世界・なんでも・霊魂研究/世界は大激動し始めた

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2009.01.16
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*心脳問題のポイント*その376*知性,論理,思考,意味,イメージ,本質,質,味わい,価値,心,意識,生物,社会,国家,自然,世界,宇宙,などの研究*



私の稿は、ほんとに読みにくいし、投稿のし方もまずかったので、読みやすい形にもしていきたいと思います。

ここでは、私の論の中にある数多い定義、モデル、仮説、などの中から(どれが現実を記述しているのかすべて要検証です)、可能性の高そうなものや、興味深そうなもの、ポイントになりそうなものなどを挙げてみます。

多数ある、厳密な定義としての独自用語は用いず、普通の用語をつかいます。
ただし、その分、不正確になるので、曲解されやすくなりますが。




抜粋;心脳問題のポイント1~2


コンピュータを例えにすると、心脳問題におけるさまざまな実験結果や観察などがうまく説明されます。

筆者は、かなりな昔から、心脳問題におけるモデルのひとつとして、コンピュータも用いてきました。
例えば、モニタを意識に例える、といったふうに。

その例えにおけるポイントのひとつは、「分業」でしょう。

そこのところを解説していきます。

ただし、脳をコンピュータに例えていいのかどうか、なんの保証もありませんが。

そういうことなので繰り返しますが、それらは仮説のようなものであって、要検証です。



まず、次の文献を挙げます。

(1)<認識におけるマッハの原理(by茂木氏)から抜粋>
>より正確に言うと、そのニューロンと相互作用によって結びついたニューロンの発火の連なり(クラスター)が、全体として「バラ」という認識をコードしていると考えられる。脳の中のニューロンは、一つを取り出しても意味がなくて、第一次視覚野からV2、V4、そしてIT野の「バラ」ニューロンの発火に至る、相互作用で結びついたニューロン発火のクラスターが全体として「バラ」という認識を支えているわけである。

(2)<認識のニューロン原理(by茂木氏)から抜粋>
>ケンブリッジ大学の神経生理学者ホラス・バーローが1972年に提案した、認識のニューロン原理だ。
>つまり、私たちの心の性質は、どんなメカニズムに基づくにせよ、ニューロンの発火状態によってのみ決まるというわけである。これは、今日知られている様々な実験的証拠から考えて、妥当な仮定だということができるだろう。
>高次の視覚野にいくほど、より複雑な反応選択性を持ち、受容野(視野の中で、そのニューロンを発火させることのできる刺激の位置の範囲)の大きいニューロンが現れる。


以上とその他から発想したのは、コンピュータで例えるとして、「CPU+RAM+ソフトウェア+α」(ソフトウェアについては活性化して稼働しているものという条件がつく。活性化していないソフトウェアは単なる記録のようなものである。RAM内にあるものは活性化しており、ハードディスクなどの記憶装置内にあるものは活性化していない、と表現する)がどこかにあるのではないか、ということです。

脳の中に情報処理の中枢部位がどこかにあって、その活動が、コンピュータでの例えとしての「CPU+RAM+ソフトウェア+α」として働き、脳のもつ情報を、例えとしてのハードディスクのシリンダ(トラック)のあちこちで参照しているようにみえます(そのソフトウェアはRAM上にあり、活生化していて働ける状態にあるとする)。
あるいはそれに加えて、現在の状況にまつわるさまざまな情報をあちこちに記録しているようにもみえます。
その中でも例えば、「>高次の視覚野にいくほど、より複雑な反応選択性を持ち」からも、そういった情報にまつわるその個人独特の情報(過去からの経験などによって身についた傾向・特質・性質といったようなもので記憶のようなもの)や、色覚についていえば色の恒常性を保つ情報源などといったもの(色覚以外にもいろいろあるでしょう)、を参照して、その情報(心的内容)を構成・生成していっているように感じます。
あるいはそれに加えて、新しい情報・新しく生成された情報を記録していっているようにも感じます。
つまり、そういったところのニューロンたちの発火は、情報処理の中枢部位がなさせているような印象を受けるということです。


次に、
リベットの実験からも、コンピュータでの例えの有効さがわかります。

リベットの実験について、重要なものふたつを簡単に説明すると、ひとつは、(3)「人は自分が決断したと思ったコンマ数秒前に、すでに決断しているという結論がでてくる実験とその結果」、もうひとつは、(4)「人は、感覚などの体験を意識しないでおくこともできるし、コンマ数秒前に遡って意識することもできる(これは私の解釈です)という結論を導き出せる実験とその結果」もうまく説明することができる(後述)。


さらに、(5)「一次視覚野が視覚情報の処理の出発点になっていて、それ以外の高次視覚野で情報処理をしても、最後に一次視覚野にその情報を戻さないと、あるいは、戻しても、一次視覚野の活動を抑制すると、視覚刺激の、主観的感知ができない、あるいは、判別能力が低下する、とまとめることができそうなふたつの実験結果」も、コンピュータの例えでうまく説明することができる(後述)。

「(5)」のそのふたつの実験に関する記述(このサイトで知った)「以下引用」

「「視覚刺激による一次視覚野の反応は、まず刺激を提示してから30ミリ秒付近で起こり、ついで100ミリ秒付近で起こる。このふたつめの反応がないと視覚刺激を主観的に感知できない」
(Super et al ., 2001)

「視覚刺激が提示されてから100ミリ秒後、つまり、一次視覚野から高次の領域へ行って帰ってきた時点で一次視覚野を抑制すると、視覚刺激の判別能力が低下する」
(Walsh&Cowey,1998)」

「以上引用」


さて、なぜ脳をコンピュータに例えるのが有効なのか、論を進めるために、ここで、心脳問題を理解するための、コンピュータを例えにした、脳などのモデルを提示します。
データを提示しながら行う個所があるので、そこはちょっといびつな表現になります。
本来なら、データなどは考慮せず、脳をコンピュータに例えるところだけを行ってから、データなどの解釈を行えばすっきりと記述できるのですが。


情報処理中枢(たぶん、いわゆる潜在意識だろう)(定義によっては、潜在心と呼んだ方がより適切)は、「CPU+RAM+ソフトウェア+α」で例えられ、そこが複雑な情報処理を行っているがそこの情報処理は意識されない。

意識は、モニタにあたり、モニタに「CPU+RAM+ソフトウェア+α」が生成した情報が送り込まれ、モニタで意識内容が生じる。
モニタ(意識)は情報処理を行わない。

視覚野における、一次視覚野以外の高次視覚野などは、コンピュータで例えると、ハードディスクにあたり、「CPU+RAM+ソフトウェア+α」がアクセスし、情報を集めたり書き込んだりしている、と例えられる。

一次視覚野も、ハードディスクで例えられるような機能をもっている可能性もあるが、情報処理中枢である「CPU+RAM+ソフトウェア+α」との連絡接合個所であるような印象を受ける。他にもそういった連絡接合個所はいくつもあるだろう。

ハードディスクで例えられる脳の部分は、もっと広範囲にわたるだろう。データ不足なので、それ以上は解説できないが、他の感覚や感情、思考、想像、などにおいても同じようなことが行われていると推測されるので、ハードディスクにあたる部分は脳においてかなり広いだろう。

(仮説のようなものであって要検証)


私の「印象メモ;知性の器(心の器)、そのアクセスとニューロンの発火」から(以下引用)

「コンピュータで例えると、脳のいくらか、から、かなりの部分がハードディスク+αであって、「CPU+RAM+ソフトウェア+α」がそれにアクセス(そのとき発火)して情報をかき集めたり書き換えたり書き加えたり記録したりしていっているようにみえるということです。

コンピュータでも、記録場所としてはハードディスク+α上にある、レジストリや、記録場所、その他さまざまな個所の、読み出し、書き換え、書き加え、記録、などをやっています。
それにそっくりにみえるということです。」

(以上引用)



コンピュータの主要部分による例えはだいたい以上ですが、その他の例えについては、後述します。



次に、以上の例えを用いて、(1)(2)(3)(4)(5)をずばり理解する道筋を記します。

まず、脳をコンピュータに例えれば、(1)(2)共に満たされる(だろう)、ということです。

上述の記述によって、そこは確認できると思います。


(3)(4)の理解。
これも、分業がポイントのひとつになっている。
モニタ(意識)に、生成された情報がはいるまでは、その情報は意識されない。
たとえば、人が決断をしたと意識するのは、モニタ(意識)に決断の情報がはいった時刻においてであり、「CPU+RAM+ソフトウェア+α」の活動、「CPU+RAM+ソフトウェア+α」のハードディスクなどへのアクセス、などによって決断の情報が生成されるのは、それ以前だということが納得される(その時、脳波などに、決断時の特徴的な信号特性が現れる、と)。

さらに、「コンマ数秒前に遡って意識することができる」という現象もそれで理解できる。
「意識しないでおくことができる」のは、情報生成の過程で、なんらかの理由で情報が生成されなかったか、
あるいは、生成された情報をモニタ(意識)に送り込まなかったからだ、と理解される。



(5)の理解。
ついで、情報生成における「CPU+RAM+ソフトウェア+α」の活動、「CPU+RAM+ソフトウェア+α」のハードディスクなどへのアクセス、などがうまくいかなかった場合は、いびつな情報が生成されたり、不完全な情報が生成されたりで、結局、主観的な感知や判別能力が低下するといったことが起こることが理解される。





ここで時間切れです。
(続く)


私の論は研究途上にあり、まだまだ不完全であって、いつでも訂正・加筆の用意があります。



(時間ぎれにつき続く。イメージスケッチです)(未構成です。推敲してません)


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Last updated  2009.01.17 12:48:43
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