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考える面白さはこの上なく美味/意識・人間・心・世界・なんでも・霊魂研究/世界は大激動し始めた

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2009.02.14
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*転生はあるかないか16*その405*知性,論理,思考,意味,イメージ,本質,質,味わい,価値,心,意識,生物,社会,国家,自然,世界,宇宙,などの研究*



霊魂はなくてもあっても転生はある?・その他1~16


昔の哲学は


昔の哲学は、神が主体のものが多かった、といわれています。

それは宗教の影響が強かったのでしょう。

あるいは、そういった哲学者たちにいわせれば、「神は実在する」なのでしょう。

世界第一級の哲学者たちが、そうだったのですが、現代人の多くは、それを笑うのでしょうか。

デカルトは、神の存在証明をしています。

それはキリスト教の影響においてなされたのでしょうか。

しかもデカルトは、霊魂の存在の証明にまで至ったようです。

霊魂はあるということは、転生もある、としたのでしょうか。

キリスト教は初期を除いて、転生はないとし、再生と、地獄・煉獄での霊魂の生、天国での霊魂の永遠の生、などといったことを主張しているようです。

デカルトはそういったことについて、どういった結論を導き出したのでしょうか。



さて、世界哲学(⊃質の科学。質の科学は世界哲学の一部)では、「意識」を主体にして世界観を構築しています。

こんなふうにです。

この世界でもっとも重要なのは「意識」である。
この世界において、なくてはならないものは「意識」である。

なぜなら、「意識」がないと、この世界はないにひとしいからである。

ちょうど、映画が上映されていても、それを観て意識し味わう人がひとりもいなければ、その映画はないようなものだ、といえるように。

注)その映画をつくったのは大自然だとします。
あるいは、大自然をその映画に例えた、といってもよいでしょう。

注)その映画をつくったのは人であるとしたばあいで、その人が、観客なんていなくても、つくっただけで満足だ、と思っているとしても、そういうことを思って意識し味わう「意識」がそこにあるわけであり、そこに意味・意義があるわけであるから、やはり「意識」がこの世界でいちばん大切である、という立場はやはり成り立つといえます。

注)仮に、大自然をつくった存在に意識があって、
「我以外には、意識ある存在なんてなくてよい」と思っているにしても、我々人類にはそんなことはまったくわからないし、我々人類にも意識を与えよ、と思うはずであるから(その場合、意識はなくても思考力はある)、やはり「意識」がもっとも重要である、といえます。
それにその条件で、大自然をつくった存在も、「やはり、意識ある存在がたくさんいないと、寂しいし、やる気はでないし、面白くないし、なにもする気がなくなる」などとなっていくにちがいないでしょう。

その「意識」というのは、人間のばあい、脳の小さな一部に対応しているようにみえます。

注)対応、と記したのは、意識が脳の一部という物質の組織にある場合と、それ以外の在り方・たとえば霊魂のような存在がその部分で脳とつながっている、といったようなケースも含めているからです。

意識の存在する実体を「意識の主体」と名づけます。

(それは、脳の中心部あたりの網様体にあるのかもしれない。
そこに「意識の主体」がありそうです。ただしこの項はまちがっていてもこの論の正否には関係ありません。それらについてはこのブログのあちこちで詳述しました。ちなみに、デカルトは脳の松果体に霊魂が宿っているといっています。松果体のすぐ近くに、意識の水準を司る、その網様体があります)

「意識の主体」というのは、「意識が生じる器・ハードウェア」、あるいはそれに加えて「そこに生じる意識」、あるいはそれに加えて「人によって意識は異なるという性質をもつところの意識という意味を含めた意識=自分という意識」のことです。

ここで、「意識」が生じる器の材料も、「意識」と同じように重要だということになります。

この段階では、「意識の主体」は、脳の回路(組織)のようなもの、あるいはその活動によって生じるものかもしれないし、霊魂と呼ばれるべき存在(霊魂のような存在)かもしれない、という立場にたつのが妥当です。

1)意識の主体には、行為・体験によって、それに応じた変化がつく(物理的な事実)。
ある体験をしてつく変化と、それとは正反対の体験を同じ量体験してつく変化は正反対で同じ量である(物理的な事実)。
つまり、ある体験をしたあと、それとは正反対の体験を同じ量体験すると、その変化は元に戻る(物理的な事実)。
その変化が戻されないと、変化が限界に達して、意識の主体は壊れてしまう(物理的な事実)。
その変化が元に戻されると、意識の主体は壊れることがない(物理的な事実)。
その変化は必ず元に戻される(公理;この世界でもっとも重要な意識の主体を守り壊さないための仕組みがある。あるいは、体験には正と反が同じずつあるので、確率的にもそういえる)。
その変化が元に戻されるということは、人は皆、ある体験をしたら将来必ずそれとは正反対の体験を同じ量体験することになる、ということである(物理的な事実)。
よって、人は皆、ある体験をしたら将来必ずそれとは正反対の体験を同じ量体験することになる(公理と物理的な事実からでてくる法則)。
それを「体験総量プラスマイナスゼロ化則」「質時間回帰則」「精神的収支均衡の法則」「科学的カルマ」と名づけます。

2)任意の人(どの人もすべて。すべての人が一人一人)の死後、その人の意識の主体とまったく同じ人が生まれてきたら、それはその人の転生である。
それについて、まず、意識の主体という器(ハードウェア)は脳の一部である、という立場にたって考えてみましょう。
その立場では、意識の主体の総数よりも、生まれてくる人間の数の方がはるかに大きいからそういえるのです(計算するとそうなっている)。
もっと詳しく説明します。
意識の主体が脳の一部である回路のようなもの(物質の組織)だとすると、そこの物質の元の組合せから、意識の主体のちがい(Aさんの意識、Bさんの意識、Cさんの意識・・・)というものが生じていると考えるしかない。
その物質の元の組合せの総数(意識の主体の総数はそれよりも少ない)を計算してみる。
さらに、そういった元の総数が桁外れに多い人体(人)の可能な総数を計算してみると、その総数は、意識の主体の総数よりも、桁外れに多い。
ということは、今までに生まれてきた人の総数が、意識の主体の総数を越えてしまっているとすれば、同じ意識の主体をもっただれかは、転生していた、ということになる。
その越えた程度が、何倍もであれば、すべての人は転生してきている、と、ほぼいえる。
その越えた程度が、何倍も、をはるかに越えていれば、確実に、すべての人は転生を続けてきている、といえる。
そういった時点が未来のことであれば、未来のその時点でそういえることになる。
以上が、霊魂のようなものはなく、意識の主体は脳そのものにあるという立場での、転生の証明のようなものです。
霊魂がありそこに意識の主体はある、という立場にたっても同じく、転生はある、となります。なぜなら、霊魂の総数よりも生まれてくる人の総数の方が桁外れに多い、と計算されるからです。

結論として、霊魂はなくてもあっても転生はある、ということになります。

(それでも要検証ですが)


1)と2)を組み合わせれば、すべての人は転生していき、転生を通じて、「体験総量プラスマイナスゼロ」になっていくという結論に至るわけです。

「体験総量プラスマイナスゼロ」になっていく法則を、
「プラスマイナスゼロ化則」、
「精神的貯金と借金の収支ゼロ化則(精神的収支均衡の法則)」、
「体験総量元戻り則」、
「科学的カルマ」、
「質時間回帰則」、
などとも名づけます。



それらふたつの項目1)と2)には、証明のようなものがあるわけです。

ただし、検証が完全になされているわけではありません。

検証のできない部分もあることでしょう。

そういう場合は、哲学的アプローチをなすしかありません。

世界哲学は、質の科学を用いずに哲学的アプローチだけでも、成り立たせることができますが、普通には質の科学も用いています。

つまり、それらふたつの項目1)と2)は質の科学の基礎となっており、世界哲学の構成部分ともなっている、といえます。


世界哲学(⊃質の科学。質の科学は世界哲学の一部)では、さらに、哲学的手段で、大きな世界観を導き出しています。

その哲学的手段というのは、文章化した次の考え方(命題)などを公理(あまりにも当然なので証明不要である前提。あまりにも当然であるが証明はできない前提)として用います。
「意識がもっとも重要」
「すべての人は完全に平等になるべきである」
などです。

質の科学を用いずに、その中の、「すべての人は完全に平等になるべきである」だけを用いても、
「転生はある」
「質時間回帰則がある」
「宇宙は永遠に続いていき、人類のような意識をもった生物は、生まれ続い(け)ていく」
などという結論がでてきます。

まず、同時にすべての人を完全に平等にすることは不可能なので、時間をかけてそれがなされる、という結論が導き出されます。

ついで、そのためには、どうしても転生がなくてはならない、ということになります。

さらに、

(時間ぎれにつき続く。イメージスケッチです)(未構成です。推敲してません)


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Last updated  2009.02.15 18:31:39
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