インド洋に浮かぶフランス、レユニオン島

2015/02/07(土)14:29

■”木を植えた男” L'Homme qui plantait des arbres

美しい作品(15)

今日は心に残る、美しい絵本を紹介します。 【楽天ブックスならいつでも送料無料】木を植えた男 [ ジャン・ジオノ ] 価格:1,728円(税込、送料込) 名作中の名作、”木を植えた男”。 著者ジャン・ジオノはフランスでは知らない人はいないほどの著名な作家。この物語は、フィクションですが、真実を語る物語として世界中の人の心をうち、愛されている物語です。 栄誉や報酬のためではなく、ただ無私の心で、ひたすら荒野に緑の森を夢み、木の種を植え続ける男を描いた作品。ジャン・ジオノは最後のページで、この木を植えた男の行いを、”神の業”と表現し、知らずにその恩恵を受けたものは10万人を下らないだろうと書いています。 年頭より暗いニュースがつづいています。私はこういうときこそ、自分らしく自分の生活を生きることが大切なのだと思っています。自分の価値観をしっかりもち、喜びと感謝を持って、自分らしく今日を生きること。今日、自分ができることを確実にこなしていくこと、そういう小さな毎日の積み重ねが、30年後の自分の達成感と未来、ひいては自分の周りにも余波を作っていくのだと信じています。 ・・・・・・あらすじ(以下wikipediaより)・・・・・・・・・・ この物語は、「私」の回想という形式をとる。 40年ほど前の1913年6月、フランスのプロヴァンス地方の荒れ果てた高地をあてもなく旅していた若い「私」は、この荒野で一人暮らしをしている寡黙な初老の男に出会う。近くには泉の枯れた廃墟があるだけで人里もないことから男の家に一晩泊めてもらうことになった「私」は、男がドングリを選別しているのに気付く。手伝おうと進言した「私」だったが、男は自分の仕事だからと言って断る。 翌日、男がこの地で何をしているのか気になった「私」は、もう1日ここに滞在したいと言うと、男は構わないという。はじめは散歩と称して男の後をついて歩いていた「私」だったが、男から「何もすることがないなら一緒に来ないか」と誘われて、男と連れ立って荒れた丘へ登る。そして男は、前日選別していたドングリを植える。 「私」は男に様々な質問をし、男はそれに答える。男の名前がエルゼアール・ブフィエであること、55歳であること、かつては他所で農場を営んでいたこと、一人息子と妻を亡くしたこと、特別にすることもないのでこの荒れた土地を蘇らせようと思い立ったことなど。ここが誰の土地かは知らないが、3年前から種子を植え始め、10万個植えたナラ[※ 5]の種子の多数は駄目だったが、1万本ほどは育つ見込みがあるという。ナラ以外の植樹も計画していると話すブフィエと「私」は、その翌日に別れた。 翌1914年から第一次世界大戦が始まり、従軍した「私」はブフィエを思い出すこともなかった。5年後に戦争が終結し、わずかな復員手当てを貰った「私」は、澄んだ空気を吸いたいという思いから、再び1913年に訪れた荒野へ足を運ぶ。ブフィエや彼の植樹活動のことを思い出しながら廃墟を過ぎ、かつての荒野に近づいた「私」は、荒野が何かに覆われているのに気付く。 ブフィエは変わらず木を植え続けていた。戦争のことなど全く気にせず木を植え続けていたというブフィエの言葉に、「私」は納得する。「私」とブフィエは連れ立って、10年前の1910年に植えられ、荒野を覆うように育ったナラの森を歩く。「私」の背丈より高く成長したナラの木々に、「私」は深い感銘を覚える。ほかにも「私」が従軍していた1915年に植えられたというシラカバの森は、「私」の肩のあたりまで成長していた。 1920年以降、「私」は年に1度は必ずブフィエを訪ねるようになる。ブフィエの計画は常に成功したわけではなく、1年がかりで植えたカエデが全滅するなど悲劇に見舞われることもあったが、ブフィエは挫けることなくひとり木を植え続ける。木々の復活はあまりにゆっくりとした変化だったため、周囲の人間はブフィエの活動に気付かず、ときどき訪れる猟師などは森の再生を「自然の悪戯」などと考えていた。また、森林保護官が「自然に復活した森」に驚き、そこに住むブフィエに「森を破壊しないように」と厳命するなどの珍事まで起こる。しかしそういったことも関係なく、ブフィエは木を植え続ける。 その後も第二次世界大戦など様々な危機があったが、「私」の友人である政府役人の理解と協力などもあって、森は大きな打撃を受けることはなかった。ブフィエはそれらも気にせず木を植え続け、いつしか森は広大な面積に成長していた。森が再生したことで、かつての廃墟にも水が戻り、新たな若い入植者も現れ、楽しく生活している。しかし彼らはブフィエの存在も、ひとりの男が森を再生したことも知らない。 ブフィエは1947年、バノンの養老院で安らかに息を引き取った。 ・・・・・・・・・・・(以上あらすじ)・・・・・・・・・ 楽天プログには貼付けられないのですが、YouTubeでもアニメーションを見ることができます。 YouTubeにて”The Man Who Planted Trees (English)”かフランス語で入力して見てくださいね。 http://youtu.be/v_7yEPNUXsU ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ●絵のブログ、↓↓↓ まほうの絵の具箱。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ●テールベルトのアクセサリーショップ。天然石やシルバーを使ったアクセサリーショップのブログです。→→テールベルト Terre Verte フレンチスタイルのアクセサリーたち  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 人気ブログランキングへ ↑をポチッとクリックして応援いただけるとうれしいです。

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