ニュースを子供に見せない子育て。
先週は、仕事でお世話になっている会社の方(私を含め4名)と会食しました。その会社の事務員の方は、小さいお子さん(男4歳と2歳)のママで、今ちょうど子育て真っ最中。もうひとり、こちらの会社の店長さん(男性)は、私の長男と同じ高校へ通っているので、時々高校の催し物に参加した際にお会いする事があります。今回は何かと育児や進学の話題が多くなりました。 その会話の中で、先週からずっと頭の中に残っている会話があります。店長さんのお宅では、子供にNHKのニュースなど、とにかくニュース番組を見せないようにしているというのです。 朝夜7時などニュースの時間帯はテレビを付けないそうで。 理由を聞くと、「子供に見せたくないニュースが多いから。」と言うことでした。それを聞いて、すごく納得しました。確かに外から入ってくる情報って必要ないものが多いかもしれません。私も聞きたくないニュースだけ、排除してくれるようなシステムがあれば、そうするかもしれません。 けれども、聞きたくないことや起こらなくてもいい事が自分の身にも降りかかる事があるのが人生で。ある程度情報によって、「知る」ことは免疫を作ることでもあると思うのです。免疫がいいか悪いかは、また別ですが。 とても考えさせられました。 それと同時に私の育児はこれでいいのかと、我身を振り返らずにはいられません。ある時、そういう事を自信を持って子育てしている親に出会うと、私のように自信のない親はすぐに不安になります。 今朝のNHKアサイチでも、「子供を叱らない育て方」というのをやっています。またこういうテレビを見ると益々不安になったりします。 子供が小さかった時は、私もすごく悩みました。 でも成長と共に、今はまた別な悩みを抱えています。 子供は大きくなるにつれ、家庭以外で様々な事を知るようになりますね。温室の中で育てたいという気持ちも私自信否定はできませんが、遅かれ早かれ世の中のいい事も悪い事も知るようになります。 子供が大人になった時に、親が「ニュースを見せてくれなかった」と思うのか、それを愛情と感じてくれるのか。 いずれ、ニュースを見せないことを実行できるというのもすごいこと。見たければ、テレビをつけちゃうでしょうし。そこで子供と対立。余計な労力が生じます。自信を持って取り組まないと実行できるものではありません。