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Shin Shi Yoga

Shin Shi Yoga

ヘッドスタンドへの道

このページでは、ヘッドスタンドについてご紹介していきます。

ヘッドスタンド(Salambah Sirsasana)はヨガをやっている方なら、一度はどこかで見たことのあるアサナの一つだと思います。

アサナに取り組む前に、ご注意いただきたいことは、ヘッドスタンドは頭に血が逆流しますので、高血圧や緑内障の方には向いていないアサナです。またピッタ体質の方が、長時間にわたってヘッドスタンドを行うと、熱が頭に上がりすぎて発熱したり風邪を引く可能性があります。あくまでも自分が気持ちいいと思える範囲でアサナを保持するようにしてください。

アサナの練習は自己責任の元に行っていただき、いかなる事故や怪我が発生しても当ブログは一切責任を負いかねますのでご了承ください。

ヘッドスタンドを行いますと、日頃足に落ちた血液を汲み上げている心臓を休めることになりますので、若返りやリラクゼーションの効果があるとされています。また人間の脳に十分な酸素と血液を送り込むことで、全身が活性化するとも言われています。普段座って瞑想ができない方は、ヘッドスタンドの状態で目を閉じていただくと、集中力が増し、瞑想しやすくなります。

また、倒れることや落ちることをおそれていらっしゃる方も、一度目を閉じてヘッドスタンドを行ってみると、余計なものが視界に入らなくなり、呼吸に集中できるので、簡単にヘッドスタンドができたりします。ただし、目を閉じてヘッドスタンドを行ってみたい場合は、必ず、壁などを利用して、万が一倒れたときにケガをしないようにすることが大切です。慣れてきたら、壁から徐々に離れて練習していきましょう。

ヘッドスタンドでは、上半身の体重を支えるための肩周りの筋肉、そして上腕の筋肉、下半身の体重を支える腹筋群(バンダ)及び背筋群の強さが求められます。日頃から、Chaturangaや下向きの犬のポーズなどで腕周りと腹筋群を鍛え、コブラやバッタなどで背筋を鍛えておく必要があります。

同時に、ヘッドスタンドはバランスのアサナでもあります。集中力が必要ですし、普段の自分と逆転するという行為に対する、恐怖心や不安がつき物です。逆転のアサナができない人のほとんどが、これまでと違った自分や日常には怒りえない状況を受け入れる柔軟性がないと言っても過言ではありません。

しかし、私達が生まれてくる前は、お母さんのお腹の中で頭を下にして暮らしていたわけですから、本来でしたら誰もが気持ちがいいと思うはずのアサナなのです。

ヘッドスタンドで一番大切なのは、日常ではありえない出来事を受け入れようとする柔軟な精神です。豊かな想像力で、自分が天井に足を下ろして、Tadasanaで立っているイメージを浮かべてみましょう。

きっとこれまでよりも、ヘッドスタンドが安定するはずです。

それでは、アサナのステップに入りましょう。




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