こおひいぶれいく

　皆さんは結婚紹介所というとどんなイメージが浮かぶだろうか。
清廉なイメージだろうか。しかし必ずしもそうではない。
　今回の『ミナミの帝王』はそんなお話である。

　

　ジーダス（JSDSS） 難波金融伝　ミナミの帝王　仕組まれた結婚（Ver．59）


あらすじ
　４０近くになる米屋の息子は、銀次郎に借金をして
結婚紹介所ミートアゲインに入会しているがなかなかお呼びがかからない。
　程なくして銀次郎が利息の取立てに店にやってくるが、
息子は軽い心筋梗塞をおこして病院へ。
　先代の院長が銀次郎に借金がある、ある街の病院。
その２代目の若い院長は電車での痴漢の容疑をかけられて
警察に身柄を拘束されていた。
２代目は婿養子で病院に借金があるにも関わらずそこの娘と結婚したという
大変奇特な男性で痴漢をするような人物にはとても思えない。
妻は夫の無実を信じて一人息子と一緒に帰りを待っていた。
　その頃米屋の息子にミートアゲインから中国人の女性との見合いの話が
入る。しかし、見合い相手の渡航費用５０万円が必要といわれ
新たに銀次郎から借金をする。しかし、件の女性はなかなか面会に現れない。
　しばらくして女性のほうで都合がつきある料亭での面会がやっと行われる。
しかし、成婚費用やら結納費やらで１５０万ほどかかるといわれて
足元を見られているという忠告も聞かずまた銀次郎から借金をしてしまう。
何かきな臭い匂いを感じた探偵ミサキはミートアゲインを調べてみる事を
提案。その結果、例の女性を使った詐欺を働き会員からお金を
騙し取っている事がわかる。
　病院の利息の返済日。事務所に支払いに来ない事に
業を煮やした銀次郎は、医療機器の代物弁済で利息を回収しようとする。
しかし院長の息子が自分の通帳を差し出してやめるよう懇願する。
　見かねた銀次郎はミサキに院長の痴漢についての調査を頼む。
その結果、痴漢の被害者を名乗る女子大生はミートアゲインの社長の娘で、
友人と痴漢をでっち上げて示談金詐欺を働いていた事が判明する。
　その娘はその金でブランド物を買い漁っていた。
親子の悪どいやり方に銀次郎はミートアゲインの社長に制裁キリトリを
開始する。

　実際、かなり前にど某結婚情報サービスに入会した事が
あって俺も痛い目にあったことがあるので共感できる部分も多少ある。
　経済的な面を考えるとあきらめざるを得ない状況にあったり
と虚しい思いをどれだけした事か・・・。
　生きていくにはどれほどの予算が必要なのかと・・。