カテゴリ:川平法
図書館から借りて読みました。 このおじさんが目に焼きついているので 著者の市川衛氏(ディレクター)もそれなりの方かと思っていたら プロフィールに1977年生まれと書いてあった。ぎょっ若い。 しかも東大医学部卒。へー、医学部出てNHKに入るのか 一体どんな人なのかと思って検索していたら、 というのを発見。
「健康科学コース卒業(学部卒)」ということは、医学博士じゃないのね。
健康オタクの上級者に「ガッテン」していただけましたでしょうか? 「ガッテン」「ガッテン」
で、 この本はお勧めです。 療法士が大汗かいて、患者がごろんと寝てほけーっとしているのが理想だと 科学で納得させてもらえます。 札樽病院入院待機チームは読んでおくべし。 要領をつかむまでの時間短縮になります。 ----------------------------------------------------------
追記; この本は専門書ではないけれど、結論を言うまでの道のりが長くてこんがらがります。 なので、大事なところを要約しておきます。
脳はできたという経験を繰り返すことによって「できる」ようになる。 しかし患者さんが自力でがんばっても脳がさまざまな脇道を試してるうちに、 本当は動かそうと思っていない場所にも間違って指令が届いてしまう。 本来の場所に届く指令はわずかになり、混乱が続くと疲労、緊張で筋肉が固まる。 努力の多くがむだになってしまうことも少なくない。 だからスタッフが手助けをして「楽にできた」経験を積ませ 「通行止め」のバイパスを太くしていく。
ということなのですが、
川平先生はたとえ改善しない患者でも、必死になって最善を尽くすそうです。
確かに、川平法も医療側のモチベーションが低いと 患者は自分側のむだな努力を止められません。 形だけの川平法の手技が効果を上げない理由の一つだと思います。
反対に、モチベーションが高いスタッフには 「正座つらくないのかしら?」なんて恐縮してしまうのですが、 その誠意にこたえるためには、のうのうとしていましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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