浦島太郎のつれづれ日記

2011/10/06(木)16:55

正念場!

息子は研究室内の卒論中間報告会を無断欠席してしまいました。 どうやら、今のチックの症状が出ていたら外出できる状態ではないよねという私たちの会話をそのまま素直に聞き入れたようでした。 1ヵ月以上に及んだ首を縦に振りながら呼吸を吐くチックが治まりかかってきた頃、そろそろ研究室に顔を出せそうだから先生にその旨メールしようと思った矢先、先生の方からメールをいただいてしまいました。 「息子さんは、卒論の研究室内中間報告会に無断欠席し、その後も連絡がありません。このままですと2週間後の本番の中間報告会に発表ができずに卒業できないことになります。他の学生と平等に扱わなければなりませんので」とのことでした。 帰宅して息子に確認すると、教授から2、3度メールがきていて中間報告会のことは知っていたが、夏休み中ほとんど卒論に手をつけていなかったので(手はつけていたがどうしていいかわからなかったのでしょう)そのままにしていたとのこと。 先生のメールに対して返事を出す必要があるということはそんなに深刻には考えていなかったようでしたので、そのまま放置しておく行為は普通なら卒業を諦めたと取られてしまいかねない行為だよと話しをしました。 そして、翌日、研究室に顔を出して先生に指示を仰いできなさいと伝えました。 先生は、「2週間後に正式な卒論中間報告会があるのでそこから逆算すると4日間で中間報告書案と発表のためのパワポファイルを作成しなさい」と息子に具体策を伝えてくれたようでした。 改めて息子に話しをしました。 「人生にはその後の人生を決める何度かの勝負時がある。今回はこれができない時には大学をやめなければならないのだから、この4日間をその勝負時だと思って、死に物狂いでやってみな」 そうはいっても1ヵ月半のブランクの後だし恐らく難しいだろうなあと思いつつも何とか最低限許される形にしてくれないかなあと希望的観測をいだきつつ。 彼は予想に反して、頑張りました。 メインの卒論研究は苦戦を強いられましたが、先生からいただいた卒研を補完する論文を力業で訳すと共に、時間が足りないと気づくやその論文の後半は全訳を諦め図表を中心に要旨をまとめ上げてなかなかの形に仕上げました。 もちろん、時間が足りないときは要旨に切り替えた方がいいよとは2、3回はアドバイスはしたのですが、まさか図表部分を中心に要領よくまとめられるとは思っていませんでした。 因みに、私も少し手伝おうと思って一部、訳してみたら、息子が2ページ訳す間に半ページほどしか訳せず、しかも訳もボロボロで結局、助っ人としての役割はまったく果たせませんでした。 そんなわけで、息子は何とか中間報告できる形に仕上げ、パワポファイルも4日間で作成しました。 そして、中間報告会をクリアしました。 まあ、卒論が完成できるかどうかについてはまだまだ余談を許さない状況であることには変わりはないのですが。

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