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職人の技

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2009年09月30日
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カテゴリ:着物
第五十六回 日本伝統工芸展 三越

へ行った。小雨の中、しかも平日にもかかわらず、混んでいた しょんぼり

まずは、陶芸から始める。
展覧会のため、見栄えのするものとなるので、大振りな作品が多いことが陶芸の特徴。
茶碗、茶入れ、急須が小さなもの。

日本工芸会総裁賞に選ばれた前田昭博さんの作品は、適度な大きさに感じた。
それでも、一般には十分大きな鉢だが。
燻し銀のような雰囲気が落ち着きを与えていた。
中村清吾さんの作品は、今までとはちょっと違って、柔らかさを表現したものだった。
恵美子さんの染付もやさしい。

意外だったのは、橋詰正英さんのもの。色絵を得意としているのだが、最近は、
色絵の人気が良くないと聞いていたが、それを意識してか、
抽象的な菊花模様で埋め尽くされた筥。
どの作品が彼のものかと探し回ってしまった。

染色は目の保養になる。玉那覇有勝さんのものを見ると、うーん、良いねぇ。
でも、新人賞か ?
康正さんは、今回、長板中型を出品していた。
康義さんの名前を初めて拝見した。四ツ目入松皮菱がきっちりと染められていた。
小宮家の小紋、受け継がれている。
でも、伊勢型紙がどうなっているのか。

金工、人形、諸工芸を見た。
人形は、女性の方々が多く、しかも、仲間の方々といらっしゃったようで、見るのに時間がかかった。
ガラス、これも大物が多いが、この切り子、良いなと思ったら、気賀澤さんのものだった スマイル
彼の切れ子の酒杯を持っている。
他に、良いなぁと思ったものが、日本工芸会会長賞の堀尾信夫さんの硯。
使い勝手はわからないが、意匠と石の調和が良かった。
広島、熊野筆祭りのときに、赤間硯を初めて見たが不思議と惹かれるものがある。

そして、漆芸、いつもながら、レベルの高さを感じる。
造形、加飾、そして、塗りの技能が揃わないと作品にならない。
そのため、出品できるまでに、技能を習得するのにどれだけかかるかを考えたら、
当然なのだろう。
文部科学大臣賞を受賞した林曉さんの乾漆蓮花食籠の曲面 塗りの暈し、素晴らしかった。

木竹工を一通り見て、ご説明に備えた。
毎年のことだが、聴衆の年齢の高いこと。
木竹工は、陶芸、染色などに比べると地味な色合い。
そのため、派手でなく、疲れない。
村山明さんが説明してくださる。重要無形文化財保持者だそうである。
随分と弁の立つ方で、良くない点をずばずば仰ってた スマイル
良いのかどうか。。。

久々に良いものを見た一日だった。







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最終更新日  2009年10月01日 20時30分11秒
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