カテゴリ:●読書
結局、暮れにのんびりと読もうと思っていた「ザ・コールデスト・ウインター朝鮮戦争」の上巻は7章まで読んだだけ。暮れにあわてて買っておいた下巻もカバーをしたまま。予定では年末に上下巻を読むつもりだったがダメであった。新年になり、仕事の打ち合わせの時間まで本屋で立ち読みしながら時間を潰していたら、「昭和・戦争・失敗の本質」という本がおもしろくて買ってしまい、待ち時間のあいだに駐車場に停めた車内で読み始めた。駐車場といっても海岸通りのリヴィンの屋上なので、車内からは海が見えるから読書していると気分が良い。しかし、この本も家に帰るとのんびりと読むことができなくて、現在はまだ50ページくらいしか読んでいない。先日、同じく打ち合わせまでに時間が1時間空いたので、その時も本屋へ行くと関東組さんのブログに紹介されていた「龍馬の船」を見かけた。おもしろそうなので購入。この小説、寝る前に読むにはちょっと困った本で、実におもしろくてやめられなくなり、買ったその翌日に徹夜で読んでしまった。龍馬を船の虫・船オタクとして描いたところが魅力的。青春とはこういうもんだぜという感じが良くわかる。巻末には龍馬の愛した船たちの紹介まであり、そういったオマケはうれしい。龍馬が駆け抜けていくようにページが進む小説で、この本をブログで紹介した関東組さんは、さすがじゃき。 そういえば僕が龍馬と出会ったのは京都だった。会ったと言っても銅像で、龍馬の隣には中岡慎太郎がしゃがんでいた。20代の頃は仲間達と、連休には必ず京都を中心に城めぐりや史跡めぐりに行き、宿はこの龍馬像のある維新の道にあった。鳥居をくぐりなだらかな坂の途中にある「若駒」という民宿で、玄関横には木曾義仲の首塚があり、おばあちゃんが一人でやっていた。この宿を拠点としていたので、龍馬と会うことができたのかもしれない。当時は、自分は城の虫だったから「龍馬の船」を読み終わったら、ふとあの龍馬像を思い出したのだった。やっぱ若い頃は、何かに夢中になったり、旅に出ていろいろ見たり、人とふれあい情けを感じるのがいいやね。たまらんぜよ。 注)維新の道の先にあるのは、龍馬と慎太郎の墓で銅像は円山公園。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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