去年にDVDでジンガロの騎馬スペクタルを観てから
「いつか、ライブで観てみたい」
という願いが、今夜、実現いたしました。

お付き合いくださったのは、Angel Beautyのともこさん。
上演中は最初から最後まで、ふたりして大興奮で
とても素直にエンジョイできました。

静けさに満ちたオープニングから一転、
馬たちが疾走して円形のステージに入ってきた時は、
もうそれだけで鳥肌がたつほどに強い
エネルギー（生命力）が伝わってきて、
本当に凄かったです。

体操競技なら難易度ウルトラC間違いなしの技を、
疾走する馬たちの上で、いとも軽々とつぎつぎに
繰り広げる出演者たちに、目がくぎづけでした。

「生」や「自由」をテーマとした内容は、
軽やかに疾走していったと思ったら、
ときに静かに、楽しく、妖艶に、コミカルに。
いろんな喜びや生きる営みを見せてくれて、
観終わった時、観客たちの心をやさしくほぐしてくれました。

人馬一体という言葉だけでは到底あらわせきれない
圧倒的な騎馬の技術、馬と人との深いつながり。
それを彩る音楽やコスチューム、デザインなども素晴らしく、
これらを統括するバルタバスさんの美学に
すっかり魅了されてしまいました。

騎馬スペクタクル・ジンガロ/バトゥータ

日本での上演は3月26日まで。当日券もあるそうです。
再演はしないそうですから、この作品を観られるのは一生で今だけ。
そう思ったら、今夜この貴重なステージを大切なお友達と観る機会を
自ら選択し、与えることができて、本当に良かったなぁと感じています。