Blessed Unrest(祝福された不安)
怒濤の研修月間である6月も、ようやく一段落してきて、やっと今日、ひと息つきました。すっかりブログが空き家になっていて、ほんと、ごめんなさい。(と、このところ毎回のように 言ってる気もしますが)----------------------------------------おかげさまで6月21日をもって、ボディナミックPT(プラクティショナー・トレーニング)修了いたしました。足かけ5年6ヶ月。長く濃い、研修期間でした。最終エクササイズでは、セルフコーチング的にいくつかの命題に対して、絵を描き、仲間とシェアしたのですが、その時「ゴールを達成することを止めるものは何ですか」という命題に対して、あまりスッキリした答えを見いだすことができなかったんですね。頭では「×××が妨げている」→「だから○○○が必要」→「そのためには△▽すればいい」とスラスラ考えは浮かぶのだけど、なんだか心も身体もスッキリしない。五感に響いてこない。。。何かが足りない。その後、クラスを離れて、ひとりになってみた時、ようやく分かったことは、だれも歩いていない道を行く者に、絶対の安心なんて無い、って事。不安・上等! って受け入れるくらい腹をくくれ、ということ。道に迷わないようなツールや、仲間やサポート体制は、この数年感で身にあまるほど教えてもらったはず。そんな事を思いながら参加した、修了式でも尊敬するトレーナーからHugされながら" Decisions, Decisions, Decisions”と耳元でつぶやかれ(爆)夏至~満月・月食を過ぎて今日、Blessed Unrestという言葉に出会って、ようやく着地できた感じです。Blessed Unrest~神の祝福を受けた不安http://www.blessedunrest.com/著者のポール・ホーケンが同書に引用し、タイトルにまでしたマーサ・グラハムの言葉を引用されているのをwebでみつけました(*)。 友人アグネスがへこんでいるときにマーサがかけた言葉(一部を抜粋引用)です。 --------------------------------------------------------------------------------- 人には生来、活力、生命力、エネルギー、そして輝きがあります。それらはあ なたを通じ、行動となって表れる。そして、あなたは後にも先にも唯一の存在。 だからこそ、あなたの表現は、かけがえのないものなの。こころをオープンに、 あなたを内側から駆り立てる力に正直になって。すべてのチャンネルをオープン にしておきましょう。前に進もうとしている人にとっては、いついかなる時であっ ても、満足など得られません。そこにあるのは奇妙で、神聖な不満足、そして神 の祝福を受けた不安(blessed unrest)。それがあるからこそ、私たちを前進 させ、より生き生きとさせてくれるのです。 --------------------------------------------------------------------------------- *マーサ・グラハム(1894年- 1991年):アメリカの舞踏家、振付師であり、 モダンダンスの開拓者の一人である。マーサ・グレアムと表記されることもある。 1926年に自身のカンパニー「マーサ・グレアム・ダンスカンパニー」を設立。 アグネス・デ・ミル(1905年-1993年):アメリカの振付師。マーサとは親友。 代表作は、『オクラホマ!』(1943)『回転木馬』(1945)、『ブリガドーン』 (1947)など。ロルフィングをはじめて、気づけば10年。やっと最近になって、自分の足元が少し見えてきた、そんな感じなのに。。。今度はボディサイコセラピストとして、本当にやっていけるのか、自分がやっていいのか? 正直不安だらけなのですが。でも、やっぱり私はこの仕事が好き!やっていきたい、という思いも強く強くあって。いまある不安を、今日からは「祝福された不安」に代えて少しづつ歩みはじめようと思ったのでした。新人ですが、どうぞよろしくお願いします。