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カテゴリ:登山
5月23日に武甲山に登ったのだが、一の鳥居前にお決まりの狛犬が鎮座している。これがとても珍しくこれまで見たことのない姿だった。更に武甲山直下の大鳥居にも似たような形をした狛犬がいた。こちらがほうが更にワイルドな形相をしていてとても犬とは思えなかった。すごく興味が湧いてきたので調べてみたら武甲山の狛犬は犬ではなくて狼だという。
一の鳥居前の狛犬 2対 確かに犬ではなく狼である 江戸時代秩父地方では狼を農作物を守る神使としてあがめ、お祀りする風習があったらしい。長瀞の宝登山神社、秩父の三峯神社では御眷属に大口真神と呼ばれるオイヌサマ(二ホンオオカミ)をまつり、狼の姿の狛犬が境内にいてオオカミのお札を配ったりしていると記されている。宝登山神社、秩父神社、三峯神社が狼信仰の三大神社として有名らしい。私は蝋梅の名所の宝登山、奥秩父の入り口三峰山には既に登っている。宝登山神社ではその狛狼の異形に接して大きな衝撃と感銘を受けたことは今でも忘れていない。ただその時点では秩父の狼信仰については全く知らなかったので今回、とても勉強になった。 武甲山頂直下 御嶽神社大鳥居前の狛狼 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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