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山への情熱 音楽への愛

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2021年12月06日
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カテゴリ:クライミング
12月3日金曜日。朝4時起床、5時出発。相当な寒さを覚悟していたが思ったほどではなくほっとした。最初からハーネス、ヘルメット、アイゼンとフル装備してヘッドランプに導かれて裏同心方面に進んだ。鉱泉から登って二つ目の沢が裏同心ルンゼで雪がしっかり降り積もっていた。最初はチェーンアイゼンだったが、途中からアイスアイゼンに履き替えて上を目指した。
 裏同心の沢も雪道
裏同心ルンゼはアイス始めの手軽な沢としてシーズン初めには何度も来ているが、今日は画期的なことがあった。それはYガイドのリードで同時登攀をすることになったのだ。同時登攀なんでものすごく高度な技術の持ち主がすることだと思っていたので例えフォローとはいえ私なんぞがしていいのか、更に私なんぞができるのかと不安だったが、Kガイドの卓越した技と指導下であれば大丈夫かなという気もした。実際にやってみたら同時登攀は素晴らしかった。常に二人が行動していくので通常のビレイの待ち時間がない、ゆっくりだが常に動いているため体が冷えない、大幅に時間短縮できるなど優れたシステムであることを実感した。いつもなら次々と出てくる氷瀑を一つ一つビレイして登っていくのだが同時なので次々と氷瀑を乗り越えて、あれよあれよという間にF5まで来ていた。
  
  F1                       どんどん登っていって    もうF5
F5から大同心の基部の滑滝を昇り、終了点大同心稜に到着したのはまだ朝の9時だった。ガイドから新記録だと告げられた。すご~い。思わず声が出た。同時登攀って何て早いんだ!!。裏同心が1ピッチで昇れてしまった。ものすごい快感だった。
終了点の大同心稜は標高が高いだけあって強風吹きすさんで寒かったのですぐに下山にかかった。リスキーな急坂が落ち着いた小さな平地で休憩した。本日初めての休憩だった。信じられない気持ちだった。鉱泉まで下って山を見ると何と大同心の丸坊主は雪が解けて岩山に戻っていた。白銀の大同心は一瞬にして雪に溶けていた。
 岩肌が見え始めた大同心
大同心稜を慎重に下って再び赤岳鉱泉に戻ってきた。10時半頃だった。デポしてある荷物をパッキングし、北沢をチェーンアイゼンをつけて下っていった。堰堤から下は雪もないので普通のトレッキングスタイルで美濃戸に着き、小淵沢目指して車で下山した。時間があったので小淵沢のバガブーという店でYガイドと軽く食べて電車に乗った。登攀が早く終了したので私たち二人とも上機嫌だった。
参考タイム 赤岳鉱泉5:00→裏同心沢→取りつき7:10→F1F2F3F4G5→大同心基部終了点9:00
      →大同心稜→赤岳鉱泉10:30 11:30→美濃戸13:00→小淵沢13:40





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Last updated  2021年12月06日 16時22分02秒
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