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山への情熱 音楽への愛

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2022年06月21日
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6月21日火曜日。朝から蒸し暑く気分的にすっきりしない日だった。昨夜ろくに眠れなかった上に今日は下痢になってとても難渋した。
先日、都内の娘宅に行き、結ちゃんのスイミングレッスンを待ってる間、すぐ近くにある回向院にお参りした。表通りから見える立派な門とそれに続く美しい竹林、両側の仁王様が印象的な寺だった。
回向院は今からおよそ360年前の明暦3年(1657年)に開かれた浄土宗の寺院で、明暦の大火で市街の6割以上が焼土と化し、10万人以上の尊い人命が奪われた。この災害により死亡した人々の多くは、身元や身寄りのわからない人々だったという。そこで当時の将軍家綱が無縁の人々の亡骸を手厚く葬るようにと念仏を行じる御堂が建てられたのが回向院の歴史の始まりであると記載されている。この起こりを引き継いで「有縁・無縁に関わらず、人・動物に関わらず、生あるすべてのものへの仏の慈悲を説くもの」として現在までも守られてきたのが回向院である。何という稀有な慈悲の心だろう。現代においても第一に求められるものだ。

   
   回向院外観とエントランス         仁王門       力士を祭った力塚が両国らしい
園内には大火事や地震、海難事故などで死亡した引き取り手のない人々、遊女、罪人、盗賊そして犬・猫・鳥類も祭られていてまさに生きとし生けるものすべての霊を祭っていてる。心打たれた。

     
   犬・猫の供養塔             猫の恩返しのエピソード    鼠小僧次郎吉の墓
       
水子供養の小さなお地蔵様      岩絵のような仏の絵   万霊供養塚の上に立つ観世音菩薩立像

本堂の中に入らせてもらったら、お香の香りが漂いとても静寂で落ち着いた空間が広がっていた。高い壁面には天井画と天女が楽器を拭く像があって芸術面でも素晴らしいものだった。
  
短い時間だったけどとても心に残る回向院だった。





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Last updated  2022年06月21日 20時22分13秒
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