130166 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

山田理沙のカナダ看護活動日誌。

山田理沙のカナダ看護活動日誌。

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

プロフィール

lsimpson

lsimpson

キーワードサーチ

▼キーワード検索

フリーページ

2007/09/02
XML
カテゴリ:勤務。
本日も引き続きグレイさん(仮名)担当。いつもは明るく穏やかな夜勤のリン(仮名)が、眉間にしわを寄せて鼻息も荒く、記録を仕上げている。何でも、昨夜も看護師不足のところに新規入院が入り、グレイさんの状態が落ち着いているから、と、二重担当のお鉢がまわってきたそうで、入院したての急患につきっきりになっていたら、グレイさんの血圧が急降下。輸液と輸血でバタバタし、また急患に戻ると、今度はグレイさんの酸素飽和度が急降下。吸引すると粘液栓がたっぷり引けて、気管支鏡が必要かもしれないとのこと。あぁぁ。

とりあえずいつもの手順で完全爆睡のグレイさんを覚醒させて、神経系評価をするために、鎮静剤の点滴を停止する。昨日ははっきりしなかったのに、今朝は朧げながら、私の問いに首を振って「イエス/ノー」で答えられる。とっても穏やか。さっそく、離脱訓練をしてみると、昨日と全く同じく、ただ静かに二酸化炭素濃度が上がって行くのみ。ICU医師団の回診時に報告すると、やはりもう少し覚醒を促さないと呼吸状態の改善はのぞめないのではないか、ということになり、鎮痛剤の点滴も中止され、大暴れした時のみ使用可、の屯用薬の指示が出る。あははは(←壊れた)。

午後から徐々に意識が清明になるグレイさん。普通に話が通じたのは半時間くらいの間か。その後すぐに、譫妄&大暴れ状態に移行。それでも、完全な覚醒状態で離脱に挑戦したい医師の指示もあり、この状態で離脱訓練開始。すると、最初は暴れていたグレイさんも、10分程で、急にぐったり。半時間ほど待って血液ガスをチェックするとあら、ぐったりするはずだよ。二酸化炭素が130だもん(正常値:45)。と、呼吸療法士が人工呼吸器を再装着した途端に覚醒され、大暴れ再開。大暴れと言っても、別に危害を加えようとされるわけでもなく、身の置き場がなくてベッド上で激しくモゾつかれる状態なので、身の危険は感じないが、何せ点滴チューブや経管栄養チューブがパツンパツンになるまで動かれるので、常時観察している私には精神的に苦痛。今が最高潮!というところを見計らって担当医を呼び出し、せめて夜間は鎮静剤で休ませてあげるのが人情ってものじゃないでしょうか、と訴えてみる。

「じゃ、今日はここまで。明日また一から頑張りましょう!」と。はい、がんばります。。。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2007/09/06 07:34:45 AM
コメント(0) | コメントを書く


カレンダー

お気に入りブログ

コメント新着

 マイコ3703@ 初よろです(*´艸`*) 全ての記事にコメントしたい位に読み込ん…
 ルイヴィトンアクセサリーポーチ@ usiuebpouvi@gmail.com The Ten MostWild bag Cheats... And The …
 CHANEL@ gbnagdnzr@gmail.com All you ought to do to discover women b…
 プラダ 財布@ civsuqfg@gmail.com Renters ought to review their rental ag…
 コーチ バッグ@ qjpxdyml@gmail.com We have a reason people become dependen…

ニューストピックス


© Rakuten Group, Inc.
X