テーマ:海外生活(7783)
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昨夜久しぶりに劇場に、Black Comedyという劇を観に行った。
劇場といってもプロのやっている演劇ではなくて、Lisbon Playerという、リスボンに住んでいるイギリス人たちがメインとなっているアマチュアの劇団の作品。場所はリスボン市内で、しかもちょっとした高級地にあるが、劇場は、今にも倒れそうなおんぼろ劇場。150人も入れば一杯になる。新しい作品のたびにオーディションをして、配役を決めるらしいけど、夫もこれで2回去年主演をしている。夫は劇団には入っていないけど、劇団員は、イギリス人のほかには、海外で演劇を勉強した経験がある、または英語がけっこう堪能なポルトガル人も多い。 今回の作品は、コメディで、期待していたよりもずっと面白かった。あるアパートで、部屋が停電になり、暗闇で起こるハプニング続きの話だったけど、部屋が停電で真っ暗な時は劇場にスポットが照らされ明るくなり、電気が戻った時や、誰かが懐中電灯などで光をともした時は劇場が暗くなる、という、光と闇が反対になるというショーの見せ方。暗闇の中で、人がどんな行動をとるかをじっくりと観察できる、面白い劇だった。それからやっぱり自分の知っている人たちが演じているというのは、さらに作品を面白くさせてくれる。実際に知り合いではなくても、あの時ああいう役柄をしていた人が、今度はこんな役に挑戦している、とか、劇を観た後に、そういうことについて話し合うのも楽しい。おんぼろ劇場だけど、中にはお決まりの小さなバーも一応ちゃんとついていて、始まる前と終わった後は、お客さんで賑わい、(ほとんど常連客?)そういう話で盛り上がる。 夫も6月にまた出演することになった。来週から早速準備が始まるようで、今からちょっと緊張気味。今回は出演者が2人だけなうえ、今ロンドンの大きな劇場でも公演されている作品なので、プレッシャーも大きいらしい。私も今から楽しみで、期待している。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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