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私の愛車はR32スカイラインGTE(HR32)。15年前に日本のどこかで走っていたノーマルのスカイライン。今セブで快走している。
フィリピンでは右ハンドル車は法律上走れないので、ハンドルは右から左、インパネも左側に改造されている。ハンドル・インパネ関係の改造は決して上手い出来とは言えないが、エンジン状態は良好だ。何より嬉しいのはフィリピンでは数少ないFR車であること。LSDが装着されているかどうかはわからないが、田舎のワインディングロードを攻めるのは最高だ。 ちなみにこういった中古輸入車を現地ではサープラスカーと呼んでいる。人気のサープラスカーは日本車ではテラノ、パジェロ、ビッグホーン、エスクードといった高級四駆、そしてシビック・アコード。10年・15年前の車でも現地で綺麗にレストアされる。これらの車が人気の理由は、現地ディーラーでも売っていた車だからだ。ステータスシンボルの高級四駆が現地ディーラー車より安く買えるのだ。 GTEは直6・2Lの古いエンジン搭載。グレードも下から2番目。やっぱり最低でもGTSでないとちょっと...と躊躇していたが、輸入車販売の人曰く、「日産RB20Eは日産伝統のエンジン、しかも完成されたエンジンだ。DOHCは未完成。だから絶対お薦め。インデアン嘘つかない。」ということで、昨年5月に買った。 そして乗ってみると、これが結構良いのだ。しかも、セブの交通事情はDOHCのハイパワーエンジンは不必要だとわかった。セブ市内はどこもトロトロ運転だし、田舎の道は所どころ深い穴ぼこがある。速く走れないのだ。低速トルクのあるGTEは運転しやすい。しかも直6・2Lはやはり静か。そうだ、セブではGTEがベストなのだ。 でも、つい最近いやみな事件が起きた。とあるホテルの駐車場で私のGTEの横にR32が止まった。「オー!R32だ。2ドアクーペだ。しかも5穴ホイール。こいつはやばい。」 何とそれはGTSだった。その持ち主は格好良い欧米人で、車から降りて曰く「ワオー、珍シイ事アルモノデ~ス。君ト私ノ車同ジデ~ス。」確かに珍しい。私も「ソウダネ。珍シイネ」と返答したが、心の中では「アタシノ車GTE、アンタノ車GTS。アンタノ車グレード上デース。コンニャロー。」 4駆やバンタイプといった実用的な車やファミリーカーが人気のセブのカー事情も最近少し変わってきたようだ。2~3代くらい前のランエボやインテグラといった爆走カーを見かけるようになった。もちろんサープラスだろう。サンダーバード2号からもぎ取ったようなスポイラーをつけた恐るべき爆走マシンだ。でもそんな速い車セブのどこで乗るの...と、ついつい対抗意識を燃やしてしまう。ロードスターもよく見るようになったし、この間、R33も見かけた。でもR32のほうが格好いい。 GTEはかなり気に入っているのだが、不満もある。運転席(左側座席)の床にタンコブがあることだ。日本では助手席側だったのでタンコブは関係ないのだが、コチラでは運転席。床のタンコブはそのまま残された。これと足場のスペースの狭さからくるフットペダルの取り付け位置の悪さが相まって、少し内股状態での運転を余儀なくされる。特に渋滞時などは、フットワークが非常に疲れてしまう。ところで、このタンコブは何なんだろう? もうひとつ、セブではスカイラインのパーツが手に入れにくいこと。昨年11月日本に帰った時、タイミングベルト、ウォーターポンプなどの10万キロ走行パーツ、オイルシール、ファンベルトなど通常パーツなどまとめて購入した。まあ、これで当面のメンテは大丈夫。 今度の日曜はどこに行こうかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006年04月06日 18時54分08秒
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