037185 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

A Room With A View

A Room With A View

PR

Profile

littlevenice

littlevenice

Calendar

Archives

2024.05
2024.04
2024.03
2024.02
2024.01

Freepage List

帰国大人のブログ

Travel is fatal to prejudice, bigotry, & narrow-mindedness, and many of our people need it solely on these accounts. Broad, wholesome, charitable views of men and things cannot be acquired by vegetating in one corner of the earth all one's lifetime." -- Mark Twain 旅は、偏見、頑迷、狭い心に大きな刺激を与えるし、我々もこのために旅に出なければいけない。 地球の片隅でじっと一生過ごしていては、広く、健全で情けのある考え方は得られない。 -マークトウェイン
2008.01.26
XML
カテゴリ:Lifestyle
img.jpg

この正月、わたしはカーボンオフセットと言う言葉を学びました。

きっかけはNHKBS番組。
イギリスで、自分の二酸化炭素の年間排出量を計算し、飛行機利用で自分が関わった二酸化炭素の排出量をオフセット(差し引く、償う)して途上国の環境プロジェクトに寄付をしている英人女性の話を放送していました。

その英女性は、政治家でもハイフライヤーでもなく普通の30代の身重の女性でした。 

日本でも省エネの運動、ゴミ分別、もったいないの概念から生まれる市民運動は拡がっています。

ところが私たちは、温暖化の原因とも言われている二酸化炭素を、
日々の生活でどれだけ排出しているかが分かりません。 
量が分からなければどれだけ削減に貢献するべきかの判断もつきません。 
そのためには計算ツールが必要となります。

前述の番組の英女性は、CO2計算ツールで年間排出量を計算し
自分が排出量から差し引くと決めた量(オフセット額)を算出し
途上国の環境プロジェクトに寄付をする形で排出権を購入することで環境に貢献していたのでした。
これがカーボンオフセットです。

我々が排出している二酸化炭素には大きく分けて三種類あります。

住まいにかかるもの
電化製品使用にかかるもの
運輸(車、飛行機)にかかるもの

例えば私は仕事をしているので家にはほとんどいず、電化製品も使う時間もわずかですが、
公私共に飛行機の使用量がとても多いライフスタイルです。 
飛行機の排出量はダントツに大きいですから、
私は気がつかないうちに大量の二酸化炭素排出に関わっていたことになります。

そこで自分の排出量を知りたい! そしてオフセットしたい!と
国内外のサイトでいろいろ探しているうちに
日本でもようやく先月から個人がオフセットができるしくみが
始動していることが分かりました。

https://www.co-j.jp/auth_mng.php?page=member/index.php&action=/Co2Check/Home

こちらのサイトでは、年間の二酸化炭素排出量を
日常生活、 国内旅行、国外旅行のそれぞれで計算することができ、
オフセットしたい分を自分で決めてクレジットカードで決済することができます。 決済するとサーテイフィケートが送られてきます。 (写真)
200Kg(800円)以上からオフセットできます。

ちなみに日産のマーチクラスで1年で1万キロ走ったとして
排出されるCO2の排出権は確か1000円前後だったと思います。

わたしは年初でもあることから
昨年1年間分の私生活で排出した二酸化炭素排出量をオフセットすることにしました。 
オフセットされたこのスキームは日本の京都議定書の目標にも算入されるそうです。

決済量と決済額も自分で決めることができます。
生活している以上、誰でも二酸化炭素は排出しますから
すべての排出量をオフセットしなければいけないということははありません。

そこで例えば日常生活分は置いておいて、非日常の活動(私的旅行に使う飛行回数だけどか)、
または日常の活動の何%かと決めることも良いかと思います。

ちなみに色々考えて海外出張で使った乗った飛行機分は5外しました。 
これは職務上のことなのでオフセットをしてもらえるように今年会社に提案をすることにしました。

在米カーボンオフセッテイングスキームのスローガンは
Reduce what you can, offset what you can notでした。
つまり、エネルギー消費など、節約する部分は節約し、
節約できない部分はオフセットをすることで
環境問題に少しは貢献しよう、というものです。

今回わたくしは自分の日本の生活に関わる部分ということで
日本のスキームを選んでオフセットをすることにしましたが、
途上国の環境プロジェクト支援、植林、エネルギー効率化プロジェクトなど
オフセットのスキームはいろいろあるようです。
 
カーボンオフセット自体ははまだ発展途上のようで、問題点もあるようです。 
排出権の購入が、免罪符のようになってもいけません。
購入するとしてもスキームや主催者の真正性、プロジェクトの正当性や有効性の見極めや選択には熟慮が必要です。 従ってくれぐれもよく調べて自分で判断する必要があります。 

私も今回はリスクを承知してこのスキームにしましたが、今後は他のスキームも精査したいと思います。 このスキームも含めてネット決済がほとんどですから成りすましもあるかもしれません。 
くれぐれもご留意を・・・。

遅ればせながらHappy New Year!  Happy Offsetting!





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2008.01.26 20:10:01
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.