ヨハネのブログ―聖書の描く地球の今と将来

ひとりの人の悪行により会衆全員に対して神の憤りが臨む－エホバの証人の児童虐待問題

　エホバ神は、神の僕の会衆を全体として扱われることがあります。それで、ひとりの人が悪行を犯しただけで、神の僕の会衆の全員に対して神の憤りが臨むことがあります。このことは、今エホバの証人に起こっていることを説明しています。

 A Kingdom Hall in Biddulph, United Kingdom (jehovah'switnesses20)Neil Lewin

エホバの証人は懸命な努力にもかかわらず人数が減少しているのはなぜでしょうか

　ある人が昔を振り返ってこう言いました。「滅びのためにささげられたものに関して不忠実な行為をしたのはゼラハの子アカンではありませんでしたか。そのためにイスラエルの集会の全員に対して憤りが臨んだのではありませんでしたか。」(ヨシュア22:20)

　アカンは、神が滅びにささげるようにと命じられた物を盗みました。罪を犯した主要な人は、アカンひとりに過ぎませんでしたが、エホバ神はイスラエルの集会の全員に対して憤りを表しました。

　イスラエル人は、アイという小さな都市を攻略するさい、36人が死にました。(ヨシュア7:4,5)

　ヨシュアはエホバ神に祈り、イスラエルが敵に対して勝利を得られなかったのは、アカンの悪行のためであったことを見い出しました。(ヨシュア7:11,12)

　　それで、ヨシュアはアカンとその家族を石打ちにして殺しました。(ヨシュア7:25)そうして後、イスラエル人はアイとの戦いで勝利を得ることができました。(ヨシュア8:24,25)

イスラエル人はアカンの悪行のために死者が出ました

アカンの問題を正してアイの攻略に成功しました

　もし、神の律法に違反している人がいれば、懲らしめを与えたり、排斥したりする必要があります。そうしないならば、他の人に神の不興が及びます。

　その組織の成員が減ったり、神のご意志を行う点でうまくいかなったり、エホバの保護が取り除かれて命を失う人が出てくるということさえあるかもしれません。(啓示2:20,22)

　　エホバの証人の会衆でカンポス事件が起きました。ネットによると、米国ABCテレビで取り上げられたカリフォルニアのスペイン語会衆に交わるゴンサロ・カンポスの 事件がありました。カンポスも繰り返し児童の性的虐待を行いました。彼は長老から叱責されましたが、悔い改めたとみなされ許されました。そして、その六か月後に再びカンポスは奉仕の僕に任命され、後になって再び児童虐待の罪を犯しまし た。

　長老たちは、児童虐待された子供の親には知らせませんでした。それは、非常に不当な扱い方でした。そして、カンポスは、「罪を習わしに」していたので、排斥するべきだったでしょう。(テモテ第一5:20。ヘブライ10:26。ヨハネ第一3:4)

　最初に子供を虐待された親が、長老たちとものみの塔を相手どって訴訟を起こしました。

　私は、性の不道徳に対して生ぬるい扱い方をするのがエホバの証人全体のやり方ではないことを知っています。私は、性の不道徳のために排斥されたエホバの証人を何人も知っています。

　しかし、エホバの証人の会衆の一部で、神の律法違反に対して、生ぬるい処置が取られるならば、エホバの証人の組織全体の上に対する神の祝福を取り除くことでしょう。実際、最近エホバの証人の増加は多くの国で止まっています。

　エホバの証人は、自分たちの組織の上に神の是認をとどめるためには、律法に違反して悔い改めない人々を毅然として排斥する必要があるのです。また、会衆で起きた淫行の問題を取り扱う点で、自分たちのやり方が聖書と調和しているか吟味する必要があると思います。

　また、キリスト教を自称する組織は、エホバの証人を非難するよりも、細心の注意を払って組織内で神の律法を守るように努力する必要があります。