「映画 オールウエイズ 3丁目の夕日」
懐かしい感じがする映画。昭和30年前半ごろが背景。町は汚いし、家はぼろぼろ。全員貧乏。でも、何かうらやましいのです。今の生活の便利なこと、裕福なことを差し引いてもなにかうらやましいのです。決してあの時代に戻ってみたいのではなく今の時代が何か忘れてしまっているのです。考えてみれば贅沢な話です。映画の背景の時代は生きるのに必死でした。ところが、今の時代は生きる死ぬの問題ではなくどうやって生きるかが問われているのです。しかし、苦しさの度合いはまったく別です。今は、自助努力とか自己責任とかが問われています。もしかしたら、日本人にとって、今の時代の生き方は一番苦手なのかもしれません。この映画をみて、日本人について改めて考えてしまいました。