テーマ:映画レビュー(889)
カテゴリ:偏食の本棚・映画、DVD
先週、イギリスのTVで「Kamikaze Girls」(邦題「下妻物語」)をやっていた。
それをイギリスの新聞で見かけたので、義母に頼んで 録画してもらったのを見たのだけど、これが ものすごく面白かった。 よく、タランティーノが日本のアニメを実写したような 現実にはありえないばかばかしさと評されるけど、 それと同じニオイがした。 私は刃物が出てくる暴力モノは好きではないので、キル・ビルや 映画ミニポスター『キルビル』◆ バトル・ロワイヤルは苦手だけど、これはよかったなぁ。 9歳の姪も途中から見ていたけど、最後まで見ていたので、 きっと面白かったのだろう。 ヤンキーって今でもいるのかどうかわからないけど (たぶん、いるんだろうな) そのレディースといかにも2次元世代のロリータの話なんて、イケてる。 高校生、17歳ぐらいって設定がまたいい。 その頃の友人って外見じゃなくて、心の底がつながっているような感じがする。 大人の付き合いを始める直前だし、自分自身が変わりつつある時だから、 時にはつい無防備に踏み込み、またある時には恐る恐る互いの距離感を計る。 そして失敗したり、ついうっかり許したりして、二人に信頼関係が出来る。 ロリータの桃子はそのヒラヒラからは想像しがたいが、かなりクール。 でもクールに決めたいヤンキーのいちごの内面がアツいから ちょうどいい組み合わせなのかもしれない。 クライマックスに向かう途中でちょっと都合がよすぎると 冷めてしまったくだりがあったが、最終的には甘くなりすぎない結末がいい。 あれだけ近づいたというのに 「Babyのお洋服の一番のファンでいることは最大の贅沢だと思うのです」 という桃子はどこまでもクールなのだ。 ってことは私はいちごかな・・・ ・・・いや、年齢的に言えばどっぷりと桃子の母だ(苦笑) 桃子、暴走族といえば、あの映画を思い出す人もいるのではないだろうか。 そう、ハイティーン・ブギ。 たのきんムービー第4弾!マッチのヒットナンバーにのせて贈る青春グラフティ!初々しい“14才”武田久美子&“17才”三原順子も必見!DVD未発売。【中古VHS】■ハイティーン・ブギ■ マッチのファンではなかったので、映画こそ見たことはないが、 私もその世代なので、なんとなく重ねて見ていた。 「獄本野ばら」が英語字幕ではNovalaになっていたのが、 彼らしいこだわりだな、と思った。 お手数をおかけしますが、コメント・感想は目次ブログにお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009/11/23 03:07:54 AM
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