カテゴリ:☆英国びっくり体験記!
各紙が先日報じたところによると、日本の喫煙率もようやく30%の大台を切ったそうです。
筆者は大のたばこ嫌いだし、ニュースそれ自体は健康志向の高まりを反映していて良いことなのですが、ただ一つ気になったのが、日経新聞(電子版)の以下のような見出しです。 「喫煙者、3割切る・喫煙の規制強化など響く」 「響く」とは一体どういうことだろうか。何だか悪いニュースみたい。 たばこ業界の立場に立った見方で嫌な感じです。 ちなみに、筆者はたばこを吸っていませんし、過去に吸ったこともありません。 でも、自慢ですが、食べたことならあります。 あれは2歳の夏のことでした。 両親が外出先から帰ってみると、そこには一心不乱にたばこをムシャムシャと食べ続ける筆者の姿が。 きっとよっぽどお腹が空いていたのでしょう。 あわてて病院に運ばれたものの、幸い大事には至りませんでした。 当の本人にはまったく記憶がないのですが、まあ、はじめてたばこを吸っているのを見たら「これは食べ物なんだな」と思うのが自然な発想ですから、食べるのはきわめて妥当な行動であったことは疑いようがありません。 ちなみに、それをきっかけに筆者の父は禁煙し続けているので、筆者が体を張って家族の健康を守ったと言うことすらできるかもしれません。 ちなみに先進各国の喫煙率の状況を比較したところ、以下の通りでした。
日本は喫煙率が高いというイメージがありましたが、案外平均的な数字のようです。 ただ、問題なのは、男性の喫煙率だけで見ると、いまだにダントツの一位。 日本は実は平均寿命の男女差が世界一開いている国なのだそうですが、筆者は喫煙率の極端な男女差が影響しているのではないかと思っています。 イギリス政府は最近の喫煙規制の高まりの一環として、来年にもレストランやパブの禁煙化を検討しているそうです。 すでにおとなりアイルランドでは喫煙が禁止されているので、イギリスにも導入される日が来るのは案外遠くないのではないでしょうか。 先日のサンデータイムズ紙には、さらに驚きの記事が出ていました。 それは企業の求人広告において「禁煙者のみ」という広告を出す企業が増えてきているのだそうです。 喫煙者大ピンチです。 イギリスでは特に喫煙者を雇用などの場で差別することは禁じられていないとのことなので、このような求人は今後広まりを見せるかもしれません。 「イギリスでは」とあえて書いたのは、実はカナダのブリティッシュコロンビアでは喫煙者は「身体障害者」の一種とみなされて雇用上での差別が禁止されているのだとか。 これもびっくりですが、ここまでくるともう訳がわかりません。 筆者としては、とにかくパブが煙くならなくなってくれれば大助かりなのですが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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