独身女ろっしーの打ち出の小槌

南の部屋と城の部屋は、

来年入居者さまが

入られるので

内見用に飾った小物を撤収する予定です。


予定だったんですが………。

不動産屋さんが。


「いいんじゃないですか。そのままで」


へ？

入居者さまは飾った小物や雑貨が

気に入っていたそうです。

ろし好みのカワユス雑貨なのですが…。


うーん。

また次の物件取得した時に

使おうと思ってたんだけど。

総額２０００円もいってないから…。

まあ、いいか。

両方とも値下げ交渉とかされなかったし。


しかし。

南の部屋は募集から決まるまで

３ヶ月強かかったんですが。

最初はおそろしいほどに

問い合わせすらなかったんだけど。


最後の方は内見だけは多くて。

決まらないものの

お部屋の評判だけはよかったとのこと。

お客さんの感触はいいのに決まらないので

不動産屋さん的には

何が問題なのかもわからず悩んだそう。

（わかればそこの対策をろしに提案できるわけだし）


しかし。

評判が良かったというのは

なんかうれしかった。

はじめて他人様が済むことを前提に

リフォームをイチから考えたわけだし。

つってもろし好みでしつらえちゃったからさ。

無難な万人受けではなかったかもだし。


なかなか決まんなくっても

それはまあ

内見者様の心の都合なだけだったと思うし。


評判が良かったというのは

うれしい。

世の中、評価が悪いのより

恐ろしくて、だが、ありふれてるのは


「心に何も引っかからない」


ことだと思うから。

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