独身女ろっしーの打ち出の小槌

ろしは少女期まで

ボロアパートに住んでた。

賃貸部屋の感覚は

そのころのことしかわからない。


で。

いま思うとその当時の大家さんに

大変不信感と恨みがある。


ボロアパートには外に照明がついていて

夜に階段を上り下りするには

その明かりが頼りだった。


その明かりがある日切れた。

単に蛍光灯切れじゃなかったと思う。

照明自体の故障かな。


とにかくすぐに直らずに

しばらく夜のアパートの階段、外廊下は

暗いままだった。


うちの親はまず不動産屋さんに

クレームつけた。

しかしなかなか直らなかった。


このアパートの大家というのは

福島の人で。

なぜかろしの出身地神奈川の某所に

物件を所有していたのだ。

いまでいう遠距離大家か。


そのせいか、対応は遅く。


数日後、

夜習い事に出かけようとしたろしが

とうとう階段を踏み外し

ゴロゴロと落ちた。


ねんざ。



ロンドンハーツ 1

懐かしい！クルトン有田。


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