397083 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

ピンチ♪ピンチ♪チャンス♪チャンス♪ラン♪ラン♪ラン♪

ピンチ♪ピンチ♪チャンス♪チャンス♪ラン♪ラン♪ラン♪

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Profile

saorin37

saorin37

Favorite Blog

手術を終えてきて New! G. babaさん

竹田和平の一日一言 花咲爺0204さん

Calendar

Archives

2024.05
2024.04
2024.03

Keyword Search

▼キーワード検索

2012.01.03
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類
インドの旅というと、いろいろ想像が広がります。
アグラにある世界遺産タージ・マハルの輝く白。
これは埃たつインドのイメージに、一服の清涼剤のような存在かも。

今回の旅の目的はスケッチ。
しかしインドもテロの影響が濃い国でした。
デリーと同様に兵士が銃をもって点在し、観光地も厳戒態勢。
観光のメッカタージマハルも、厳しいチェックがありました。

本当は、中でスケッチの予定でした。
しかし以前、タージ・マハルの内部スケッチをしているテロ関係者が見つかり、更に厳しくなったそう。
スケッチブックは小さいもののみOKで、持ち込むペンも1本のみ。
でも描くのは難しいとも。

入場時に、男性と女性は分かれて金属探知機に入ってチェック。
こんなに厳しいのは、毎日爆破テロの予告が送りつけられているそうです。
日本では意識が薄いテロは、インドでは現実です。

探知機をくぐり、私も検査官(兵士?)に荷物で持ち込む小さいスケッチブックを見せました。
するとこの女性の検査官、なぜか前に描いたページをめくりはじめた。
食べ物ばかり描いた私のスケッチ・・くすっと笑われた(汗)。
おいおい

インドの観光地は、入場料を払うという線引きのせいでしょうか。
路上にたむろしている人達とは、明らかに様子は違う。
同じインド人でも、観光地の施設にいる人からは、旅をする豊かさを感じます。
ちなみにここの入場料はRS750(750ルピー)は、日本円で1300円くらい。
インド人の平均月収1万円と考えると、高い入場料かもしれません。

入場の際に、外国人は不織布の足袋2枚をもらえます。
タージ・マハルの建物は土足禁止。
そこで靴の上からこれを履いて入ります。
インドの方は、靴を脱いだりはだしの人も多いです。

さてこれこれ、タージ・マハル。

201112171517000.jpg

入ると、わぉ~写真で見たとおりの景色が広がります。

ここでタージ・マハルMEMO

見た目の美しさで宮殿?と思う人もいるかもしれませんが実はお墓。
ムガル帝国第五代皇帝シャー・ジャハーンが、愛妻ムムターズ・マハルのために作ったお墓。
タージはお墓の意味なので、マハルのお墓となるそう。
ふたりの間には子供14人で、愛妻家の皇帝は妻を戦場にも連れていったとか。
そして彼女が亡くなる時、遺言は「後妻はとらないこと。立派なお墓を作ること。」

そこで遺言どおり、なんと22年、2万人の職人を使い、このタージ・マハルを建てたそうです。
このタージ・マハルは1983年に世界遺産に登録されました。

その後、皇帝シャー・ジャハーンは川岸の向こう側に、自分用に黒いタージを計画。
しかし帝位を狙う三男に、皇帝の座から引きづり降ろされ幽閉に。
黒いタージの夢は叶うことなく、失意の中で7年後に死を迎えたそう。
今はこのタージ・マハルの地下室に、夫婦揃って並んで眠っています。

実はここからの話はガイドブックになく、現地ガイドさんからの話。
皇帝シャー・ジャハーンは、タージ・マハルが完成した時。
他国に同じようなものが建てられないようにと、関わった職人の手を切り落としたとか落とさないとか。
これを聞くと、単に親の地位を狙ったと思っていた三男への見方も変わります。
でも権力を持つものは、どんな時代も自己中心になるのかしら・・日本もですが(苦笑)。

しかしこのタージ・マハル、近くで見るとその細工の細かさに驚く。
22年もかかるよな~とも思う。

201112171620000.jpg

その時代の権威の象徴だとも思うけど、ここまでには多くの職人の苦労や血が費やされている。
なんとも不思議な気持ちで眺めました。
そして「描きたい」という気持ちが全く起こらない。
※実際には警備が厳しく、描くのは難しいですが。

ここまでの道中で見かけてきた現在のインドの人々の暮らし。
そして天文学的な費用をかけられ建てられた愛妃の墓。

201112171550000.jpg

380年も経っているし、世界遺産で観光地にもなっている。
しかし、長い年月の後でもあまりにその差は大きい。
心の底に生まれた深い失望感・・筆を取ることはできなかった。

タージ・マハルの内部ではスケッチができません。
そこで明日は、皇帝が黒のタージを作ろうと思っていた対岸。
ここからタージ・マハルをスケッチすることに。
夕方にその場所を下見して、無事にホテルに到着。
いよいよ明日から、目的のスケッチの本番が始まります。

長くなったので、つづく。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2012.01.03 17:41:14
コメント(2) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
別の画像を表示
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、こちらをご確認ください。


Re:インド日記 4 ~いざタージ・マハルへ   星みゆき さん
確かに・・魅惑的な国インドも万華鏡のように変化してるんですね!
あと国内は身の
安全という点ではほっとしますよね
今の沖縄も比較的安全です。
言葉に不自由がなく女性が一人で歩けるetc.
あたりまえのことに感謝ですね!
楽しい記事に心からありがとうです! (2012.01.05 02:02:31)

みゆきさん コメントありがとうございます。   saorin37 さん
本当に、日本は安全だなと思います。
インドは最初から数人なら覚悟できますが、ツアーではぐれたら最後かも・・汗。
でも異文化は刺激になり、学ぶことも多かったです。
たまに外に出るのみいいですね♪ (2012.01.05 21:57:14)


© Rakuten Group, Inc.