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2013.01.20
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友人・知人・家族・・・大切な人が、突然目の前から消えたらどうなるのか。

1月7日の仕事始めの朝。
会社の朝礼で、同僚の突然の訃報を知った。
彼女(Sさん)は入社して2年目で、50代後半の女性。
事務の補助的な業務が多く、小柄で優しくいつもニコニコしていた。

1月3日に、ご主人の運転する車に同乗中、乗用車と衝突。
ご主人は助かったが、Sさんは帰らぬ人となった。
居るはずの人が、突然いなくなる・・という喪失感。

部署は違ったので、一緒に仕事をすることは少なかった。
しかしまるで鉛を呑みこんだように、胸が重くなった。

医師の鎌田實先生が、以前本に書いていたことを思い出す。
心筋梗塞や交通事故などで突然目の前からいなくなると、残された者の喪失感は大きい。

私は仕事をしながら、なぜかSさんとのやりとりを思い出していた。

私はよく彼女に声をかけていた。

給湯室を通ると、彼女はよく来客者のカップを洗ってくれていた。
「Sさん、いつもカップ洗ってくださってありがとうございます。」
「Sさん、掃除ありがとうございます。おかげでキレイになりました。」

Sさんは、不意の来客の対応や、代表電話を取ることも多かった。
その為対応がわからず、右往左往していることが時々あった。

私はそれを見かけると、
「Sさん、大丈夫?どうしました?」
「Sさん、私が変わりましょうか?対応しますよ。」

そんな彼女との、ちょっとしたやりとりの言葉たち。
彼女の笑顔が、少しずつ自分の元に舞い戻ってくる。
そしていつのまにか、胸にあった重い鉛が軽くなっていった。
彼女に贈った言葉が、笑顔をともに戻ってきて癒してくれた。

やはり「ありがとう」は、魔法の言葉。

目の前で今起こっていることは、奇跡かもしれない。
その人と一緒に居ることができるのは、奇跡かもしれない。

当たり前なんて、この世に何ひとつないのだから。

今の幸せな自分の気持ちをしっかり届けたい。
感謝の思いを、しっかり相手に伝えたい。

「嬉しい、楽しい、美味しい、いってらっしゃい、ありがとう。」

思いを残さないために。

心を残さないために。

自分が今ここにいるのも、本当は奇跡なのかもしれないから。





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Last updated  2013.01.20 19:10:04
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