真の自己に出会う旅・・・気づきと感謝の日々

私たちが何かを感じたり、思ったり、考えたことは「波動」を持っています。

「波動」というと聞き慣れない人もいるかもしれませんが、波動とは生命体が放つエネルギーのこと。

私たちの思いは目には見えない電波のようなエネルギーを発しているのです。

それらの波動は、純粋な波動、活動的な波動、重い波動と、カルマやマインドの状態によって違うのです。

そしてそれらの、波動でもある体験の記憶、つまりカルマはすべてあなたの肉体と心に記憶されています。

それだけでなく、この宇宙空間にも記憶されているのです。

つまり「こんちくしょう」「あんちきしょう」なんてことばかり考えていると"環境破壊"なのですね。

ですから、常日頃からできるだけいい波動を持つことを感じたり、思ったりするよう心がけたいものです。

ポジティブを超えた、よい思いの最たるもの、それはやはり「感謝」です。

私たちは感謝というと「何かをしてもらったらするもの」と考えています。

だから「何もしてもらっていないのになぜ、感謝しなければならないの?」と思うかもしれません。

むしろなんだか損をするような気がして「したくない!」という人もいるかもしれません。

でもこれもこの世の中の法則の１つなのです。

心が浄化され、さらに意識が進化して、真の成長をしていくと、自分が純粋な存在に近づき、神様からたくさんのご恩、恵みをいただいていることがわかってきます。

生かされていることがいかに素晴らしいことか。

自分を磨いていくことができる場所を与えられていることがいかに尊いことか。

そして目の前にあるあらゆる人との出会い、物との出会い、環境との出会いが、どれだけ貴重なものか。

今、こうして本を読む時間が持てていることすらも、感謝の対象になるでしょう。

皆、否定的なことだけはよく覚えていますが、当たり前の幸せにはなかなか気づかないものです。

たとえ悪いことがあったとしても、相手を恨んだりしてネガティブなエネルギーを出すのではなく、何かが引き出されるありがたい機会としてとらえ、感謝のエネルギーに切り替えられるように心を整えていくことが大切です。

どんなに悪く思える出来事も、目先の損得から離れて状況を見つめれば「ああ、自分は素晴らしい学びの機会をいただいたのだ」と思えるようになります。

そうすれば、自然と感謝の思いが湧いてくるでしょう。

「起きたこと、すべてに感謝する」

常日頃からこの心の使い方ができるようになれば、本当にたくさんの気づきを受け取ることができるようになるでしょう。

そして感謝とは、愛することなのです。

　　　　　ヨグマタ著書「魂を浄化するたった１つの方法」より